音の出るおもちゃ修理 DFプレーヤー2024年07月08日 11:20

やりたい放題系のおもちゃの様にボタンやレバーを操作すると音がでるおもちゃでは、基板上のIC(COB)が故障していると、お手上げ状態になります。
小さなCOBで音声・音楽の出力とLEDの制御もしています。

お手上げ状態を、以前に作ってあった安価なMP3プレーヤーで何とかできないかと思ってやってみました。

ネット通販で3個630円位で入手できるDFplayerを使いました。電源とスピーカーとスイッチを繋ぐだけで入手、microsdカードにあるMP3、WAV等の音データが再生できます。

おもちゃの音データはインターネットから取り込み、サウンドアプリで不要部分のカット、音量の調整をしました。

音データを選択するには、選択keyピンとGNDをスイッチすることでできます。選択keyピンとGND間に抵抗を入れることで、抵抗値により10種の音データを選び分けできます。選択keyピンは2つあるので合計20種選択できますが6種は他のコントロールに使われているので、音データのダイレクト選択は14種できます。

今回は、抵抗は3K,6K,10KΩの3本使って、0Ωと合わせて、4種☓2で8種選択できるようにしました。

基板から選択keyピンからリード線で取り出し、GNDからのリード線に抵抗を繋いで、リード線と抵抗を接触させるようにして、試してみました。

目論見通りに選択した音が出ました。

LED制御はできませんが、音の出るおもちゃの修理に使えそうです。

音の出るおもちゃ修理 R8C/M112024年07月08日 12:55

音の出るおもちゃ修理ですが、恐竜のおもちゃで使ったワンチップマイコン(R8C/M11)を使う方法もやってみました。(つつじヶ丘おもちゃ病院さんのプログラムを使っています。感謝!)

R8C/M11は内部メモリの制限で、音データは3秒位が限界で、恐竜の「ガウォー」が限界でした。
外部メモリを使えばいいようですが、外部メモリへのデータ書き込みが勉強不足で上手くできないのとIC1個の方が扱いやすいので、このICは3秒までで使おうと思っています。

選択ピンは3つあり、1秒なら3種の音が扱えます。

「ピンポン」「ただいま」「ワンワン」など短い効果音なら、1個のICで3つ出せます。3つでは、少ないので、ICを2つ使って6種の音が出るようにしました。IC2つでスピーカーも2つなら簡単ですが、スピーカー1つで何とかならないか試してみました。

ブレッドボードで試してみました。
ICからの出力はFETでスピーカーをドライブしています。2つのFETのドレインを合わせて、1つのスピーカーに繋ぐと上手く出力できることがわかりました。

1つ50円のICなので、部品代を気にせず使えそうです。
<< 2024/07 >>
01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

このブログについて

おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
記事、画像は、営利目的の転載を禁じます。

最近のコメント

最近のトラックバック

RSS