くすぐりエルモ レジンの複製品2022年05月01日 10:17

くすぐりエルモでレジン複製のピニオンギアをテストしています。
10回程度、動かすと異音が出て、動作が不安定になりました。
分解して調べると、ピニオンギアの先端部で歯が1枚欠けていました。
レジンは硬化すると硬いが脆い性質があります。特に100均のレジンなので文句は言えません。

ピニオンギアをギリギリまで打ち込んでいたので、先端部分で次のギアと噛み合っていました。
先端が欠けたので、打ち込みを2mm程度少なくして噛み合わせをずらせて調整しました。
これで動作確認を続けます。

くすぐりエルモ おゆまるとUVレジン2022年04月30日 20:07

安物のFDM式3Dプリンターが駄目だったので、次はおゆまるで型どりし、100均のUVレジンで複製を作る方法で何とかできないかと思案しています。

高さ5mmのギアがあるので、2つ繋いで型どりして10mmのギアを作ったのですが、シャフトを通す穴をまっすぐあけられず、上手くいかなかった経験から、5mmのギアの複製を2つ作り、2つをシャフトに通して、隙間にレジンを染み込ませてUVをあてて接着する方法を試してみました。
5mmづつならシャフト穴のズレは小さくなるのでズレの小さなギアが出来るはずです。

作ってみると2つのギアはしっかり接着されています。レジンはレジンで接着できることがわかりました。

明日以降に、勉強用のエルモに入れてテストしたいと思っています。

上手くいけば、くすぐりエルモの修理に道ができることになります。

早速、勉強用エルモでテストしてみました。結果、ステンレス線で縛ったギアと同様の正常動作をしました。
やはり、歯の形がある程度は似ていないと、噛み合わせが上手くなくスムーズに回転しないことが原因だと思いました。

モジュール0.6のピニオンギアは、100均のおゆまるとUVレジンで何とかなることがわかりました。

くすぐりエルモ ギアをテスト2022年04月30日 16:05

3Dプリンターで作ったピニオンギアは、次の修理依頼の時にテストするつもりでしたが、ネットのフリマに格安で故障品が出ていたので、勉強用?に購入しました。
笑声は出るが手が動かない、足の動きも問題有りの状態でした。

分解して調べると、手の駆動用モーターシャフトのピニオンギアが割れてバラバラになっていました。
このピニオンギアはモジュール0.6歯数8高さ5mmなので手持ち部品にあり、交換すると正常に動きました。
足の駆動用モーターシャフトのピニオンギアは、ステンレス線で縛る方法で修理されていましたが、シャフトへの打ち込みが甘く若干滑っていたようです。(動かす事で緩んだのかもしれません。)こちらは、少し深く打ち込みました。

再組み立てして動作確認すると正常に動きました。
普通の修理はこれで完了ですが、今回は3Dプリンターで作ったピニオンギアのテストが目的です。

再度、分解して3Dプリンター製のピニオンギアを取り付けてみました。
サイズはピッタリでした。手で回転させると噛み合わせもスムーズでした。
エルモ用に今までに作ったピニオンギアの中では一番上手くできていると思います。

しかし、ギアボックスを再組み立てして動作確認すると、ギアの音が大きく、噛み合わせがスムーズでないことがわかりました。また、動作によってはモーターが唸るだけで、上手く回転しない状態でした。

エルモ用のギアは歯の形が正確でないと上手く動作しないようです。
やはり、光造形式(DLP)の3Dプリンターが必要と思いました。

くすぐりエルモ 3Dプリンターのギア2022年04月27日 16:24

ステンレス線で縛る方法で修理した「くすぐりエルモ」のピニオンギアですが、DLP式の3Dプリンターを購入してタフレジンで作ればできるようです。

しかし、昨年に購入した安物のFDM式で何とかしたいと試行錯誤しています。

できたギアの直径が3DCADの設計値と少しずれるので、スライサーで全体の大きさを調整しました。
また、サポート材から細長いギアが立ち上がる様に出来るので、先端より根本の方がズレが少ないと思い、噛み合わせ部分が根本になるように出力しました。

手持ち部品のモーターに取り付けて回してやると、いい感じです。
ギアの歯の形は非常に雑な感じですが、何とか使えるような気がします。

今回は、再組み立てして、安定に動いているので、また分解して取り付けてみることはしません。
正常に動作しているおもちゃは触らないことにしています。

今後、くすぐりエルモの修理の時に使ってみようと思います。

くすぐりエルモ 割れたピニオンギアを修理2022年04月25日 15:53

複製ギアを作れなかった頃は、割れたピニオンギアを細いステンレス線で縛って何とかしていました。

もうこの方法しかないので、従来の方法で修理することにしました。
10mmのピニオンギアですが、噛み合う部分は端の部分だけなので、噛み合う部分を避けて2箇所縛りました。

再組み立てして、動作確認すると、正常に動きました。

何とかなったので、これで完了とします。

くすぐりエルモ UVレジンのギア2022年04月25日 15:50

おゆまるで型どりし、UVレジンで作った複製ギアです。
3Dプリンターよりは、精度の良い形をしています。
これで試してみましたが、材質のせいかモーター軸で滑ってしまいました。

くすぐりエルモ 3Dプリンターのギア2022年04月25日 15:44

3Dプリンターで作ったギアを試しました。
3Dプリンターが安物で、PLAの積層造形です。
3Dデータよりはやや大きめにできます。また、歯の形がいい加減なものしかできません。
ギアの噛み合わせに遊びが充分あるおもちゃでは充分使えていますが、くすぐりエルモは駄目でした。
動く時と止まってしまう時ができました。
モジュールをやや小さめして、遊びができるようにしたら、写真の様にギアが空転して柔らかいPLAは削られてしまいました。

くすぐりエルモ 割れたピニオンギア2022年04月25日 15:43

割れがあったピニオンギアです。

くすぐりエルモ2022年04月25日 15:24

久しぶりに修理することになった「くすぐりエルモ」です。
お腹などにあるスイッチを押すと、笑いながら七転八倒するおもちゃです。

笑いながら七転八倒する動作が途中で止まっている時があるという事で修理依頼されました。

動作確認すると、手は正常に動きました。腰は動く時と、動かない時がありました。止まってしまった時には、モーターの回転音らしい音がします。

過去の修理経験から、腰を動かすモーターにあるピニオンギアが滑っていると思われます。

分解して確認すると、予想のとおりピニオンギアにわれがありました。
新しいギアに交換すれば簡単に修理完了となるのですが、このピニオンギアは8歯、モジュール0.6で長さが10mmで、入手困難です。

入手困難なら作るしか無いので、以前に作り置きしておいた、UVレジンで作った複製ギアと3Dプリンターで作ったギアを試してみました。

くすぐりエルモ 長いピニオンギア2020年07月21日 11:30

くすぐりエルモは、ピニオンギア割れが多いおもちゃですが、足腰モーター用の長いピニオンギアは入手しにくい部品です。
そこで、短いピニオンギアを二つ繋いで、「おゆまる」で型どりし、UVレジンで複製を作ってみました。
短いピニオンギアは、2mmのシャフトで繋ぎ、型どりしました。
穴までは、上手く複製できないので、ピンバイスで、1.8mmのドリル刃を回してあけました。なんとか使えそうなピニオンギアが出来ました。
今後、ステンレスワイヤーで縛る方法が使えないときに使えそうです。
<< 2022/05 >>
01 02 03 04 05 06 07
08 09 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

このブログについて

おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
記事、画像は、営利目的の転載を禁じます。

最近のコメント

最近のトラックバック

RSS