Sonechan blog(おもちゃ病院)

ペン先のマグネットで、磁性粉体が入ったシートに文字などを書くおもちゃです。

磁性粉体が入ったシートが「デコボコしている」という事で修理依頼されました。

シートの下側の中央部分が押し曲げられデコボコになっていました。スライダーで文字が上手く消えない症状があります。

以前にも同様の修理依頼があり、軽くアイロンをかける事で平面に修正できたので、今回も同じ方法で平面に修正しました。アイロンの温度は最低（化繊）で新聞紙を下側に、PPC紙を上側にして、極軽く短時間かけました。

問題なく下部にあるスライダーで文字が消えるようになりました。

磁性粉体のシートのデコボコ部分です。光の反射でわかると思います。

東京ディズニーリゾート、2019七夕のシャボン玉マシンです。

本体下部のプラスチック部分（タンクを受けるネジ部分）が割れて、黄色のシャボン液タンクをねじ込み固定できないという事で修理依頼されました。

青色の本体下部を見ると、ナットになっているプラスチック部分が半分以上割れてなくなっていました。

無くなったネジ部分を作るしかないので、エポキシパテで無くなった部分を充填して、固まる前に、黄色のタンクをねじ込み型取りする事にしました。

ある程度エポキシパテが硬化してから、タンクを外してネジ部分を確認しました。

本体底部のネジ部分です。半分以上が割れてなくなっていました。

エポキシパテを充填してタンクをねじ込み、ネジの型取りをしました。
見た目は汚くなりましたが、ネジは何とかできました。

しまじろうのひらがなパソコンです。
電源を入れても、LEDが点灯するだけで、音が出ないという事で修理依頼されました。

まずは電池チェックしました。OKでした。
スピーカーもチェックしましたがOKでした。
電池から基板まで電圧を追いましたがOKでした。
基板上もVCCを追ってCOBまでみましたがOKでした。

お手上げ状態になったので、基板上の部品の接触不良を調べるため、電源オンで基板上のチップ部品を触ってみました。
メモリーLSIの傍にある０Ωのチップ抵抗が簡単にはずれてしまいました。
チップ抵抗をハンダづけで戻そうとしたのですが、上手くいかないので、ポリウレタン線でジャンパーしました。
電源を入れると起動音が出るようになりました。この０Ω抵抗がハンダづけ不良だったようです。

上手くいったと思い、動作確認をすると、50音のメンブレンスイッチが反応しないことがわかりました。
原因がわからないので、COB付近のチップ部品を触って反応をみると、突然、50音キーが反応するようになったりする事がわかりました。
また、０Ωのチップ抵抗のハンダづけ不良かと思いハンダごてをあててみましたが、改善しません。

音が出るようになったので、何とかしたいのですが原因が、わかりません。
今日はここまでにしておきます。

ハンダづけ不良だった０Ωのチップ抵抗です。

０Ωのジャンパー抵抗の代わりに、ポリウレタン線をハンダづけしました。