木製 ピノキオ人形2022年09月03日 13:59

木製の人形です。
他のドクターからの引き継ぎです。
手、足、胴体、首、頭の部品が内部の太めのゴムひもで繋がって引っ張ることで身体を維持しています。
右腕の部分に固定されていたゴムひもが切れて右腕が分離しています。

切れたゴムひもは縮んで、腕の付け根ではなく胴体下部の部分から出ています。
ゴムひもを引っ張って胴体内部の穴を通して右腕に固定することは普通はできません。

そこで、別にゴムひもを用意して、右腕にネジで固定して、そのゴムひもを腕の付け根から胴体下部に通して、胴体下部に出ている切れたゴムひもと繋ぐことにしました。

切れたゴムひもは、断面が丸で10芯位の太めで丈夫なものです。手持ち部品にはありません。あったのは、5芯の平ゴムです。2本を束にして使うことにしました。

腕の付け根の穴から胴体下部まで、色々工夫してゴムを通してました。

2本のゴムを引っ張った状態で結ぶのですが、なかなか上手くできません。
長さに余裕がある2本の平ゴムを引っ張り胴体下部の隙間に巻きつけることで緩まないようにして、切れたゴムひもと結びつけました。
余ったゴムひもは短く切ってしまうと緩んだ時に元に戻せなくなるので、切らずに胴体下部の隙間に入れ込むことで処理しました。

なんとか、右腕が胴体と繋がりました。

木製 ピノキオ人形 切れたゴムひも2022年09月03日 14:21

胴体下部から出ていた丸ゴムひもです。
太さは3mmか4mmです。
左側は修理に使った平ゴムです。

木製 ピノキオ人形 腕の部分2022年09月03日 14:23

平ゴムをネジで固定した状態です。

トイストーリー4 ビークル ウッディ2022年09月03日 15:53

トイ・ストーリーのウッディーが乗っているラジコンバギーです。

送信機のハンドルを回し過ぎてから動かなくなったという事で修理依頼されました。

送信機を分解して調べようとされたようですが、ネジを全部外しても分解できなかったとのことでした。

早速、送信機の電池チェックしました。OKです。
電波チェッカーで調べましたが電波を確認できません。
分解して調べようとしましたが、ネジを外しても分解できません。
ホットナイフで強引にカットして分解しました。
ネジをねじこむボス部分が入れ子式になっていて抜けなかったようです。
入れ子式のボス部分はホットナイフで切断しました。

内部を見ると、ハンドルに繋がっている接点が完全にずれていました。正しい位置に戻してテストしましたが動きません。

電池ボックスから電圧を追っていくと、基板上の部品F1で途切れます。どうもF1はヒユーズで切れているようです。手持ち部品の一番小さなポリスイッチ(100mA位)を並列に付けてみると動作するようになりました。

ハンドルの接点が異常な位置になり、どこかがショートしてヒユーズが切れたようです。

ポリスイッチで代用して完了としました。

また、ホットナイフでできたケースの傷跡は同色のテープでカバーしようと思っています。

トイストーリー4 ビークル ウッディ ハンドルの接点2022年09月03日 16:09

ずれていたハンドルの接点です。

トイストーリー4 ビークル ウッディ ヒューズ2022年09月03日 16:11

切れていたヒューズと並列に取り付けたポリスイッチです。

ねじねじアンパンマンごう2022年09月03日 21:26

ねじねじアンパンマン号です。

他のドクターからの引き継ぎです。
電池ボックスの抵抗型ヒユーズが切れていたのでポリスイッチ(500mA)に交換したらモーターはうごくようになった。
しかし、ノーズは動くが、走行が上手くない。ギアボックスのラチェットが滑っているようだという事で引き継ぎました。

分解して調べても特にギアボックス内に異常は見つかりません。

動作確認しながら観察した結果、ギアボックスの回転出力を赤色のアダプターで受けているところで金属シャフトが出すぎているため、赤色アダプターがしっかり噛み合わず、ここで滑っていることがわかりました。

金属シャフトを調整すると滑らずに動くようになりました。

ねじねじアンパンマンごう2022年09月03日 21:33

シャフトの位置を調整した部分です。

3Dプリンターでギア製作2022年09月04日 15:45

ギアが割れたので3Dプリンターで作ってほしいとの依頼があり、技術向上の為作ってみました。

割れたギアを見本にして、ノギスでサイズを測定し歯数を数えました。
モジュール0.8,歯数40でした。
シャフト穴の形、大きさを測定して、ギアデータ作成サイトでギアデータを作りました。

TinkerCAD(子ども用3DCAD)でギアデータに円柱、角柱を組み合わせて目的の形を作りました。

試しにPLA(FDM式)で出力しました。モジュールが0.8で細かくないので、ギア部分はまあまあのできです。3回目でいい感じに出力できました。

データがほぼ狙い通りにできたので、次にレジン(LCD式)で出力しました。さすがに、FDM式より形は精度良くできました。

写真では、上が見本、左下がレジン、右下がPLAです。

ラジコン 救急車2022年09月10日 16:34

27MHzのラジコンカーです。車種はトヨタ ハイメディックです。

後進時にモーターの回転がタイヤに上手く伝わらないという事で修理依頼されました。

モーターは回転しているので、ギアボックス内のギアに問題があると思ってギアボックスを分解して調べました。

見立ての通り、2段ギアの歯が摩耗していました。

手持ち部品に同じギアがあったので、交換しました。

再組み立てして動作確認しました。後進も正常に動くようになりました。

これで完了としました。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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