ことばずかん SuperDX LED復活2023年12月25日 11:38

腐食が見つかった部分をインターネットで調べると、ペン先のLEDのドライバートランジスタでした。

同じような腐食があった故障修理の事例を見ると、トランジスタQ1Q2の間にあるチップ抵抗(8.2Ω)が腐食して抵抗値が大きくなり故障原因になるようです。8.2Ωの抵抗を並列にハンダづけして修理されていました。

同じように修理しようと思いましたが、チップ抵抗は小さくハンダづけに自信がないので、それに繋がるトランジスタのエミッタ電極に抵抗(10Ω 実測で8Ω位)をハンダづけして修理してみました。反対側はセンサーコネクタのGNDにハンダづけしました。

電源を入れて、スマートフォンのカメラでペン先からLEDを見ると、2本の内、片方のLEDが復活していました。

本の画像で試してみると、反応して正常に読み取りました。

点灯しない方のLEDは、LED自信が不良なのか、ドライバートランジスタからのパターン配線が切れて入るのかわかりません。
チップ抵抗と反対側面へはスルーホールで配線が繋がっているはずで、スルーホール部分が腐食して断線しているのではと思います。

トランジスタのコレクタとセンサーコネクタの該当部分の配線をバイパスして試してみるとわかると思います。

また、電源パイロットの緑色LEDは点灯しない状態は続いています。

その後、トランジスタのコレクタとセンサーコネクタの該当部分をジャンパーしてみましたが、LEDは明るく光りますが、全く読み取りができない状態なので、充分な理解なしにこれ以上深入りすることはやめることにします。

パイロットLEDが点灯しない、ペン先のLEDは1つだけ点灯しているという状態ですが、「読み取りができない」という修理依頼はなんとかなったので、手持ち部品の基板ではなく、この状態の修理依頼の基板で返却することにします。

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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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