ミニオンのトランシーバー2021年02月18日 14:56

ミニオンのトランシーバーです。
ネットで調べると、2.4Ghzのwifi通信を使うトランシーバーでした。
通信できないという事で修理依頼されました。
電池チェックするとOKでした。
電源を入れると、1つ目のミニオンは「ピピッ」と音がしますが、2つ目はしません。
どうも、2つ目の方が故障のようなので、分解して調べました。電池ボックスから基板まで電源はOKでした。基板には丸いCOBと小さなdipパッケージのICと水晶振動子があるだけです。電源オンで、ポツと音がするのでスピーカーは多分大丈夫です。調べるとすると水晶振動子だけです。取り出して、チェッカーで調べると正常で、16.000Mhzでした。元に戻してレシーバーで16Mhz付近を調べましたが、発振していませんでした。(1つ目の方は発振していました。)多分、dipのICが2.4Ghzの通信を担当しているいて、このICが不良と思われます。交換してみるにも規格がわからず、ここで修理不能になりました。
2.4Ghzトランシーバーの動作がどんなものか興味があったのと、修理不能は残念だったので、色々ネットで調べていると、メルカリに安価で故障品が出ていたので購入してみました。届いて、調べてみると、依頼品と同じで、2つ目の方が故障で、1つ目が正常でした。
とりあえずは、正常な基板と故障の依頼品の基板を交換して依頼品は修理完了としました。
故障したミニオンが1セット残り置き物になりました。壊れたままの置き物では残念なので、トランシーバーは諦めて、マイク(ECM)とスピーカーを活用してオウム返しおもちゃに改造しました。
オウム返しおもちゃ用にPICで作った基板が2つあったので、これを使って基板を入れ替えました。オウム返しおもちゃなら、1台だけで1人で遊べます。コロナウイルス感染がおさまり、イベントにおもちゃ病院が参加するときに活用できるかもと思っています。

ミニオンのトランシーバー 基板2021年02月18日 15:39

内部の基板です。

ミニオンのトランシーバー 基板の裏側2021年02月18日 15:40

ICと配線の裏側です。
<< 2021/02 >>
01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28

このブログについて

おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
記事、画像は、営利目的の転載を禁じます。

最近のコメント

最近のトラックバック

RSS