ミニドローン2022年11月07日 13:18

室内用の小さな赤外線リモコンのドローンです。

プロペラの1つが回転しないという事で修理依頼されました。

4つあるプロペラを観察すると、1つが上側のプロペラ保護ガードに接触していました。
手でガードの上から押し込むと他の3つと同じ位置で留まりました。

モーターのシャフトにプラスチックのプロペラを押し込んであるだけなので、モーターの振動とプロペラが空気から受ける力で上側にズレたと思われます。

動作確認すると、正常に動作します。簡単にホバリングができました。

振動で、プロペラは再度ズレるかもしれません。依頼者には、プロペラの位置を確認して、ズレていれば押し込んで修正するように伝えて返却することにします。

ミニドローン プロペラ位置2022年11月07日 13:29

写真は正常な状態です。プロペラとガードには充分な隙間があります。

KYOSHO トライマスター3 ジャイロホバー2022年11月07日 16:04

2.4GHzの3chラジコンヘリコプターです。
充電ができないという事で修理依頼されました。

充電ユニットが内蔵されたUSBケーブルで充電するようになっています。ケーブルを刺して充電しようとしても、充電中の赤色LEDが点灯しません。(充電できません)

コクピットのカバーをはずして調べると、リポ電池のマイナス側(黒色)が基板からはずれていました。
はずれたリポ電池のマイナス側配線を基板の所定のランドにハンダづけして補修しました。

再度、充電ケーブルを繋いで充電してみると、ヘリ側端子の差し込み方で赤色LEDがついたり消えたりします。ヘリ側端子で接触不良があるようです。
コネクタ部品と基板パターン間のハンダづけ不良かもと思いました。
幸い、カバーをはずした状態で基板上のコネクタが見えたので、ハンダゴテの先でハンダづけを融かして再ハンダしました。

再度、充電ケーブルを繋いでチェックしたところ、接触は随分改善されましたが、完全ではありません。コネクタ部品内部の接触不良かもしれません。

充電プラグの差し込みを注意する必要はありますが、なんとか充電できるので完了としました。

KYOSHO ドライマスター3 ジャイロホバー 断線箇所2022年11月07日 16:47

リポ電池のマイナス側(黒色)コードのハンダづけがはずれていました。

JOZEN SKY WOLF2022年11月07日 17:20

ラジコンヘリコプターです。
送信機のホイップアンテナからすると2.4GHzではなく、27MHzか40MHzかなと思いますが、広帯域受信機で変調音の乗っている信号は見つけられませんでした。

上下のローターが接触して上手く回転しないという事で修理依頼されました。

動作させて観察すると、回転が遅い時に上側のローターが上手く回転せず、ローターが垂れ下がって下側のローターと接触するようです。
高速回転時には遠心力で上側ローターが水平になるので接触せずに回転します。

上側ローターの垂れ下がりが小さくなれば、低速でも下側ローターに接触しないので垂れ下がりが原因と思われます。

上側ローターのシャフトとの接合部分を良く見ると隙間(ローターの上下方向の遊び)が大きいように思います。
同時に預かった部品取り用の機体を見ると隙間は小さく上下方向の遊びも小さくなっています。

隙間を小さくすればなんとかなるかもしれないので、接合部分にワッシャを入れてみようと思います。

JOZEN SKY WOLF 上部ローター2022年11月07日 20:14

垂れ下がっている上部ローター部分を良く観察しました。
接合部分の遊びもありますが、片側のプロペラが接合部分でやや下に折れ曲がっているように見えます。
問題のプロペラをはずして、反対側と重ねて比べるとやはり少し下側へ曲がっています。

修正するためにドライヤーで問題の部分を加熱してまっすぐに修正しました。

とりあえず取り付けて動作確認すると、ローター同士の接触はほとんど無くなりました。
これが原因だったようです。

とりあえずは修理依頼の問題はなんとかなりましたが、航空機のプロペラは精密なので、ドライヤーで加熱して手で修正したもので大丈夫かどうかは不明
です。

今後、広い場所で動作確認をしてみる予定です。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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