イワヤの子猫 リンク棒 ― 2025年02月02日 13:56

イワヤのあかちゃんシリーズ「ピッコリーネ スコティッシュ 」を修理する際に、前足と後足を繋ぐリンク棒は、3Dデータを作っていなかったので、ゼムクリップの欠片で修理しました。
その後、同僚のドクターから綺麗にできた3Dプリンター製のリンク棒をいただきました。当面はこの部品で修理ができます。ありがとうございます。
しかし、自分でも3Dデータを作りたいと思い、おもちゃ修理が一段落したので、このリンク棒の3Dデータを作ってみました。
接続部分の形はできるだけ正確に作りましたが、他は作りやすい形にしていますので、純正部品と全く同じではありません。
PLAフィラメントを使う熱積層タイプの3Dプリンターで出力しました。安価なプリンターなので、レジンを使う液晶タイプと違って正確な形からわずかにズレてできます。
出来上がった部品の接続部分はヤスリで整形して修正しました。
このリンク棒は、犬用と猫用で一部異なるだけなので、この際、犬用も作りました。
犬用は2重円になっている前足との接続部分のそばにストッパーになる突起があります。猫用は無いようです。
後ろ足との接続部分は、犬用は2つあります。猫用は1つのようですが、2つあっても邪魔にはならないと思い、犬用と同じ2つにしてあります。
実際に取り付けて、テストしていないのでまだ未完成です。
次のあかちゃんシリーズの修理の際、試してみようと思います。
その後、同僚のドクターから綺麗にできた3Dプリンター製のリンク棒をいただきました。当面はこの部品で修理ができます。ありがとうございます。
しかし、自分でも3Dデータを作りたいと思い、おもちゃ修理が一段落したので、このリンク棒の3Dデータを作ってみました。
接続部分の形はできるだけ正確に作りましたが、他は作りやすい形にしていますので、純正部品と全く同じではありません。
PLAフィラメントを使う熱積層タイプの3Dプリンターで出力しました。安価なプリンターなので、レジンを使う液晶タイプと違って正確な形からわずかにズレてできます。
出来上がった部品の接続部分はヤスリで整形して修正しました。
このリンク棒は、犬用と猫用で一部異なるだけなので、この際、犬用も作りました。
犬用は2重円になっている前足との接続部分のそばにストッパーになる突起があります。猫用は無いようです。
後ろ足との接続部分は、犬用は2つあります。猫用は1つのようですが、2つあっても邪魔にはならないと思い、犬用と同じ2つにしてあります。
実際に取り付けて、テストしていないのでまだ未完成です。
次のあかちゃんシリーズの修理の際、試してみようと思います。
アンパンマン クレーンゲーム ― 2025年02月04日 20:54

アンパンマンのカプセルクレーンゲームです。
「電源を入れるが、つかむところが動かない。」と言う事で修理依頼されました。
電源を入れて動作を確認すると、モーター音はしますが、バケットが全然動きません。
このおもちゃは電源を入れると、まずバケットを初期位置に戻す動作をします。前後、左右、上下と初期位置に動くはずですが動きません。
モーターは動いているので、どこかで滑っていることになります。このおもちゃでは、前後、左右は、ラックとピニオンギアで動かしていて、このピニオンギアが割れて滑っている故障が多いです。
分解して調べると、やはり、前後移動のピニオンギアが割れていました。
M0.7T9のピニオンギアです。手持ち部品にある3Dプリンターで作った作り置きと交換しました。
動作確認すると、正常に初期位置に戻り、ゲームができるようになりました。
「電源を入れるが、つかむところが動かない。」と言う事で修理依頼されました。
電源を入れて動作を確認すると、モーター音はしますが、バケットが全然動きません。
このおもちゃは電源を入れると、まずバケットを初期位置に戻す動作をします。前後、左右、上下と初期位置に動くはずですが動きません。
モーターは動いているので、どこかで滑っていることになります。このおもちゃでは、前後、左右は、ラックとピニオンギアで動かしていて、このピニオンギアが割れて滑っている故障が多いです。
分解して調べると、やはり、前後移動のピニオンギアが割れていました。
M0.7T9のピニオンギアです。手持ち部品にある3Dプリンターで作った作り置きと交換しました。
動作確認すると、正常に初期位置に戻り、ゲームができるようになりました。
アンパンマン クレーンゲーム 割れたピニオンギア ― 2025年02月04日 20:56

割れて滑っていたピニオンギアです。
キョロちゃん 目覚まし時計 ― 2025年02月04日 21:41

森永チョコボールのキョロちゃんです。
「動かない。」と言う事で修理依頼されました。
まずは、電池チェックですが、電池は入っていませんでした。手持ちの電池で動作確認すると、時計も動かず、目覚まし音も出ません。
分解して調べると、電池フォルダの端子の1つが激しく錆びて緑色になり配線がはずれていました。
はずれた配線を見ると銅線が真っ黒になっており、電池から漏れた液が毛細管現象でしみ込んで銅線を錆びさせたと思われます。
錆びた配線は遡って切断し、磨いて銅色になる事を確認し、錆びていない配線を繋いで、補修しました。
再組み立てして、電池を入れると、時計が動き出し、目覚まし音も出るようになりました。
「動かない。」と言う事で修理依頼されました。
まずは、電池チェックですが、電池は入っていませんでした。手持ちの電池で動作確認すると、時計も動かず、目覚まし音も出ません。
分解して調べると、電池フォルダの端子の1つが激しく錆びて緑色になり配線がはずれていました。
はずれた配線を見ると銅線が真っ黒になっており、電池から漏れた液が毛細管現象でしみ込んで銅線を錆びさせたと思われます。
錆びた配線は遡って切断し、磨いて銅色になる事を確認し、錆びていない配線を繋いで、補修しました。
再組み立てして、電池を入れると、時計が動き出し、目覚まし音も出るようになりました。
キョロちゃん 目覚まし時計 断線部分 ― 2025年02月04日 21:51

錆びて断線していた部分です。
おやすみホームシアター ― 2025年02月05日 09:42

ディズニーのおやすみホームシアターです。
「映像が変わらない」と言う事で修理依頼されました。
LEDが点灯し、音が出るので電池はOKとしました。
また、映像のスライドを回転させるモーターは回転音が聞こえるので、モーターもOKと思われます。
ギアボックス内部で動力が上手く伝わっていないと思われます。
分解して調べると、ギアボックス内部のゴムベルトが切れていました。
手持ち部品に同じベルトがあったので、これと交換しました。
再組み立てして、動作確認すると、映像がゆっくり動き出しました。
「映像が変わらない」と言う事で修理依頼されました。
LEDが点灯し、音が出るので電池はOKとしました。
また、映像のスライドを回転させるモーターは回転音が聞こえるので、モーターもOKと思われます。
ギアボックス内部で動力が上手く伝わっていないと思われます。
分解して調べると、ギアボックス内部のゴムベルトが切れていました。
手持ち部品に同じベルトがあったので、これと交換しました。
再組み立てして、動作確認すると、映像がゆっくり動き出しました。
おやすみホームシアター ゴムベルト ― 2025年02月05日 09:50

切れていたゴムベルトです。
トミカ ぐるぐるサーキット ― 2025年02月05日 11:07

「トミカ マック カーズ ぐるぐるサーキット めざせ!ピストンカップ」です。
「電池ボックスの左側マイナス極側が液もれ電池のため粉が吹いた状態になっています。」と言う事で修理依頼されました。
電池ボックスを見ると、電極が錆びて緑色になっていました。
ルータで磨いて接点復活剤をスプレーしておきました。
電池を入れて動作確認すると、正常に動いたので完了としました。
「電池ボックスの左側マイナス極側が液もれ電池のため粉が吹いた状態になっています。」と言う事で修理依頼されました。
電池ボックスを見ると、電極が錆びて緑色になっていました。
ルータで磨いて接点復活剤をスプレーしておきました。
電池を入れて動作確認すると、正常に動いたので完了としました。
クレーンゲーム ― 2025年02月05日 15:33

タカラ・トミーの「おうちで無限チャレンジ まるで本物! クレーンゲーム」です。
「コインを入れて回り出しても、1のボタンを押すと回転が止まります。しばらくすると再び回転し始めるのですが、1のボタンを押すとまた止まってしまいます。」と言う事で修理依頼されました。
ネットで調べると、1のボタンを押すとアームが動いてバケットですくう動作をするそうです。
すくう動作の時にはターンテーブルの回転が止まるのではと思います。止まっている時にアームが動くはずが、動かない故障と思われます。
電池チェックですが、アーム以外は動作するのでOKとしました。
アームのモーターが動かない原因は、
モーターの故障
基板上の問題、おそらくモータードライバの故障
基板とモーター間の配線の断線
が考えられます。
分解して調べるとアームを動かすモーターは青色の柱の中にありました。
モーターの配線をはずして、DC3Vを加えると回転しました。モーターは正常のようです。
次に、配線をもどし、ギアボックスをはずした状態(アームの位置を検知するマイクロスイッチが押されない)で動作させると、逆転方向に回転しました。(初期位置に戻す動作と思います。)
これから、配線は断線していないと思われます。
最後は基板です。基板からモーターの配線をはずして、代わりにテスターを繋ぎました。(アーム部分は組み立て済みなので、初期位置になっています。)
この状態で動作させると、0Vの状態が続きました。
逆転はするが、正転しないという状態なので、モータードライバの故障か、モータードライバへ正転の信号が届いていないなど、基板上の故障と思われます。
モータードライバは、SOP8パッケージで表面に型番らしい英数字がありましたが、ネットで調べても規格がわかりません。
周りのプリントパターンと以前に使ったSOP8のモータードライバのピンアサインから、入力ピンの見当がつくので、入力ピンらしいところから配線で取り出して、正転、逆転の信号が出ているかを調べようと思います。
手持ち部品にSOP8のモータードライバがあります。また、大きめのモータードライバICもあるので、モータードライバの故障なら交換してみようと思います。
「コインを入れて回り出しても、1のボタンを押すと回転が止まります。しばらくすると再び回転し始めるのですが、1のボタンを押すとまた止まってしまいます。」と言う事で修理依頼されました。
ネットで調べると、1のボタンを押すとアームが動いてバケットですくう動作をするそうです。
すくう動作の時にはターンテーブルの回転が止まるのではと思います。止まっている時にアームが動くはずが、動かない故障と思われます。
電池チェックですが、アーム以外は動作するのでOKとしました。
アームのモーターが動かない原因は、
モーターの故障
基板上の問題、おそらくモータードライバの故障
基板とモーター間の配線の断線
が考えられます。
分解して調べるとアームを動かすモーターは青色の柱の中にありました。
モーターの配線をはずして、DC3Vを加えると回転しました。モーターは正常のようです。
次に、配線をもどし、ギアボックスをはずした状態(アームの位置を検知するマイクロスイッチが押されない)で動作させると、逆転方向に回転しました。(初期位置に戻す動作と思います。)
これから、配線は断線していないと思われます。
最後は基板です。基板からモーターの配線をはずして、代わりにテスターを繋ぎました。(アーム部分は組み立て済みなので、初期位置になっています。)
この状態で動作させると、0Vの状態が続きました。
逆転はするが、正転しないという状態なので、モータードライバの故障か、モータードライバへ正転の信号が届いていないなど、基板上の故障と思われます。
モータードライバは、SOP8パッケージで表面に型番らしい英数字がありましたが、ネットで調べても規格がわかりません。
周りのプリントパターンと以前に使ったSOP8のモータードライバのピンアサインから、入力ピンの見当がつくので、入力ピンらしいところから配線で取り出して、正転、逆転の信号が出ているかを調べようと思います。
手持ち部品にSOP8のモータードライバがあります。また、大きめのモータードライバICもあるので、モータードライバの故障なら交換してみようと思います。
クレーンゲーム モータードライバ ― 2025年02月05日 16:02

基板上のモータードライバです。
MIC1が問題のICです。
MIC1が問題のICです。
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