ライト&サウンド テーブル 鍵盤の音2025年04月13日 04:26

鍵盤の音について考えてみました。

ドレミファの音階が左側から割り当てられているとすると、12が「ド」34が「レ」56が「ミ」78が「ファ」910が「ソ」になります。

また、空色のキーは、左側にあるキーより半音高いので、左側から「ド#」「レ#」「ミ#」「ファ#」になります。

「ミ#」は「ファ」と同じ音程なので、ピアノやオルガンでは、「ミ」と「ファ」の間には黒鍵がありません。

このおもちゃの空色のキーは、単純に左側のキーより半音高い音としたので、「ミ#」のキーがあり、「ファ」と同じ音程になっているのではと思います。

周波数カウンターで音程の数値を調べてみようと思います。

ライト&サウンドテーブル 周波数2025年04月13日 15:00

鍵盤のキーに対応する音の周波数をスマートフォンのアプリで測ってみました。
結果は次の通りです。

12のキーは、404Hz
        12と34間の空色キーは、428Hz
34のキーは、456Hz
        34と56間の空色キーは、474Hz
56のキーは、507Hz
        56と78間の空色キーは、538Hz
78のキーは、538Hz
        78と910間の空色キーは、572Hz
910のキーは、604Hz

1オクターブ差で周波数は2倍になるそうで、
1オクターブは、半音差が12個あります。

1.06を12回掛け算すると2になるので、

半音高いと周波数は1.06倍になるそうです。
全音高いと周波数は1.06x1.06=1.12倍になります。

測定した周波数で計算すると、音程差が半音なのか全音なのかがわかりました。

12キーと34キー間は1.13倍(全音)
34キーと56キー間は1.11倍(全音)
56キーと78キー間は1.06倍(半音)
78キーと910キー間は1.12倍(全音)

12キーと右側の空色キー間1.06倍(半音)
34キーと右側の空色キー間1.04倍(半音)
56キーと右側の空色キー間1.06倍(半音)
78キーと右側の空色キー間1.06倍(半音)

番号キーがドレミファに対応しているとすれば、
56キーと78キーは半音差なので、ミとファ、シとドのどちらかになります。
また、ピアノの基準音は、鍵盤の49番目のラの音で、440Hzだそうですので、456Hzの34キーがラの音とすると、番号キーは左側からソラシドレになります。
また、空色キーは左隣の番号キーに対して半音だけ高くなっています。すなわち、ソ#、ラ#、シ#、ド#の順です。

ここで、シとド間は半音なので、シ#はドと同じ音になります。

この事から、ドレミファでミとファ、シとドが半音であることを考慮せずに、左隣のキーより半音高い空色キーを並べた為、78キーと左側の空色キーが同じ音程(周波数)になったと思われます。

よって、故障ではなく、このおもちゃの仕様であると思います。

また、トイザらスのHPにある製品の説明文には、
「本製品の鍵盤は音楽を楽しむための玩具です。楽器としての調律は行っておりません。」と書いてありました。
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