ビニールバルーン 青色の鹿 熱溶着2021年07月29日 11:04

接着剤や補修テープでは上手く塞げなかった部分ですが、アイロンを使って熱溶着してみました。
背中の部分は、どんどん裂け目が広がっていたのですが、アイロンでしっかり接着できました。接着部分が弱くなってると思われるので、補修テープで補強しました。
角の部分は、写真のように接着部分がU字形なのでアイロンが使いにくく、接着幅が大きくなってしまいました。
なんとか穴を塞ぐことができました。
水中で確認しましたが、ほぼOKでした。
空気を入れて、1日程度、空気漏れがないか観察します。

ビニールバルーン 青色の鹿2021年07月29日 11:16

アイロンで熱溶着して、ほぼ空気漏れが無くなった状態です。1日程度、変化を見ます。
1日経過しないうちに少し萎んできたので、石けん液を接合部に塗って、いっぱいまで空気を入れると、空気漏れ箇所が見つかりました。
極小さい穴なので、ビニール用接着剤を塗って様子を見ます。固まるまで1日放置します。

ビニール用接着剤は、塩化ビニル樹脂とアセトンなどの有機溶剤が成分です。アセトンは多くのプラスチックを溶かすので、表面を溶かしアセトンが蒸発したあとに残った塩化ビニル樹脂で塞ぐようです。

1日放置すると、柔らかいビニールの膜ができて石鹸液でチェックしましたが空気漏れは止まっていました。
しかし、石鹸液でチェックすると、前回は無かった背中の部分から漏れています。また、ビニール用接着剤で抑えるつもりですが、熱溶着でビニールが薄くなり圧力に耐えない部分がまだまだありそうです。イタチごっこ状態ですが、何回か繰り返すとなんとかなると信じて、小さい穴を塞ぐことにします。

背中の部分の空気漏れを接着剤で補修したあと石鹸液で空気漏れをチェックしましたが確認できませんでした。
今後、返却日前に、再度、空気漏れチェックをしようと思っています。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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