アンパンマン おおきなよくばりボックス ― 2024年08月04日 10:25

アガツマの「 アンパンマン おおきなよくばりボックス」です。
「ボタンの1つの音が出ない」と言う事で修理依頼されました。
このおもちゃは、同僚ドクターから引き継ぎしたもので、音が出ないボタンのスイッチを修理しているところ、全く動作しなくなったと言う事です。
電源から電圧を追って、基板上の電圧まで異常は見つかりませんでした。基板上のダイオード、抵抗、コンデンサなど見る限り異常はありません。
IC(COB)の故障が疑われます。基板交換しかないように思いますが、交換する基板はありません。
完全な修理にならなくても、何とかそれらしい音が出るように、オーディオプレーヤーIC(DFplayer mini)を使って修理してみる事にしました。
ネット上を調べると各ボタンでの動作がわかりました。同じボタンでも、押すたびに違った音がでたり、ドラム音の変更などいろいろな機能があります。
DFplayer miniには、いろいろな機能はありませんので、ボタンと1対1対応で音を出すようにしました。
音データはマイクロSDカードにWAVファイルを書き込むだけなので簡単です。
故障した元基板にメンブレンスイッチが6個付いていますが、元基板は手を加えずにプラスチック板とタクトスイッチでスイッチ機能のみの基板を作って交換しました。
DFplayer miniの基板とスイッチ基板を作って、動作テストをすると、スイッチに対応して音が出ました。
これから、本体に組み込んでいく予定です。
あとは、スイッチに連動して光るLEDが2つあります。音のスイッチにパラレルに繋いでも大丈夫のようなので、音が上手くいったら次に何とかする予定です。
「ボタンの1つの音が出ない」と言う事で修理依頼されました。
このおもちゃは、同僚ドクターから引き継ぎしたもので、音が出ないボタンのスイッチを修理しているところ、全く動作しなくなったと言う事です。
電源から電圧を追って、基板上の電圧まで異常は見つかりませんでした。基板上のダイオード、抵抗、コンデンサなど見る限り異常はありません。
IC(COB)の故障が疑われます。基板交換しかないように思いますが、交換する基板はありません。
完全な修理にならなくても、何とかそれらしい音が出るように、オーディオプレーヤーIC(DFplayer mini)を使って修理してみる事にしました。
ネット上を調べると各ボタンでの動作がわかりました。同じボタンでも、押すたびに違った音がでたり、ドラム音の変更などいろいろな機能があります。
DFplayer miniには、いろいろな機能はありませんので、ボタンと1対1対応で音を出すようにしました。
音データはマイクロSDカードにWAVファイルを書き込むだけなので簡単です。
故障した元基板にメンブレンスイッチが6個付いていますが、元基板は手を加えずにプラスチック板とタクトスイッチでスイッチ機能のみの基板を作って交換しました。
DFplayer miniの基板とスイッチ基板を作って、動作テストをすると、スイッチに対応して音が出ました。
これから、本体に組み込んでいく予定です。
あとは、スイッチに連動して光るLEDが2つあります。音のスイッチにパラレルに繋いでも大丈夫のようなので、音が上手くいったら次に何とかする予定です。
アンパンマン おおきなよくばりボックス 元の基板 ― 2024年08月04日 10:55

故障した元の基板です。
右下のスイッチ部分が腐食していたのでタクトスイッチに交換されています。
右下のスイッチ部分が腐食していたのでタクトスイッチに交換されています。
アンパンマン おおきなよくばりボックス 作った基板 ― 2024年08月04日 10:56

新しく作った基板です。
DFplayer miniは蛇の目基板に付いています。
白色の方は薄いプラスチック板にタクトスイッチを取り付けただけです。
DFplayer miniは蛇の目基板に付いています。
白色の方は薄いプラスチック板にタクトスイッチを取り付けただけです。
アンパンマン おおきなよくばりボックス LED制御 ― 2024年08月04日 21:42

水道とアンパンマンの鼻にあるLEDを対応するスイッチに並列に接続してみました。
LEDは連動して点滅しましたが、GNDに落とす抵抗の違いで行っている選曲が乱され、ボタンに対応した音と違う音が出るようになり、失敗に終わりました。
トランジスタやFETで受けてLEDをドライブするか、小型のリレーを使うか、とか考えましたが、音の選択スイッチと完全に切り離す為、水道の方は別のスイッチを用意することにしました。
リーフスイッチをもう一つ使って、水道のレバー部品でオン・オフできる位置に取り付けました。
利用したのは、バネを固定しているネジです。
リーフスイッチをこのネジで固定する為のアダプターは3Dプリンターで作りました。
これで、レバー操作でLEDが点灯して音が出ました。
アンパンマンの鼻のLEDは、連動させたいスイッチがタクトスイッチで、もう一つ取り付けることが難しいため、スイッチ連動は諦めて、電源スイッチと連動させパイロットランプにしました。
これで、できる限りで、何とかしました。とりあえず、完了としました。
LEDは連動して点滅しましたが、GNDに落とす抵抗の違いで行っている選曲が乱され、ボタンに対応した音と違う音が出るようになり、失敗に終わりました。
トランジスタやFETで受けてLEDをドライブするか、小型のリレーを使うか、とか考えましたが、音の選択スイッチと完全に切り離す為、水道の方は別のスイッチを用意することにしました。
リーフスイッチをもう一つ使って、水道のレバー部品でオン・オフできる位置に取り付けました。
利用したのは、バネを固定しているネジです。
リーフスイッチをこのネジで固定する為のアダプターは3Dプリンターで作りました。
これで、レバー操作でLEDが点灯して音が出ました。
アンパンマンの鼻のLEDは、連動させたいスイッチがタクトスイッチで、もう一つ取り付けることが難しいため、スイッチ連動は諦めて、電源スイッチと連動させパイロットランプにしました。
これで、できる限りで、何とかしました。とりあえず、完了としました。
USBケーブル ― 2024年08月06日 14:33

古いUSBケーブルの被覆が劣化して剥がれたので、コネクタ付近で切って、中間部分の4色ケーブルをちょっとした配線用に取りおきにしました。
コネクタ部分は、Micro USB TypeBとUSB TypeAなので、蛇の目基板の欠片にハンダ付けして繋いでみました。
短いですが、正しく繋いだので、スマホやモバイルバッテリーの充電に使えます。
途中の基板部分にミノムシクリップで5Vを取り出すこともできます。また、ミノムシクリップで5V位の電池をつなぐとモバイルバッテリーの代わりになります。
信号線をオシロに繋げば波形も観察できます。
ちょっと便利なケーブルができました。
コネクタ部分は、Micro USB TypeBとUSB TypeAなので、蛇の目基板の欠片にハンダ付けして繋いでみました。
短いですが、正しく繋いだので、スマホやモバイルバッテリーの充電に使えます。
途中の基板部分にミノムシクリップで5Vを取り出すこともできます。また、ミノムシクリップで5V位の電池をつなぐとモバイルバッテリーの代わりになります。
信号線をオシロに繋げば波形も観察できます。
ちょっと便利なケーブルができました。
イワヤ おでむかえワンワン ― 2024年08月17日 17:10

イワヤの「 うれしさバクハツ おでむかえワンワン ハスキー」です。
「鳴かない。動きがおかしい。」と言う事で修理依頼されました。
まずは電池チェックしました。OKです。
動作確認すると、モーターは回転しますが、足の動きがおかしい、尻尾は振らない、鳴き声も出ません。
分解して調べると、尻尾は付け根で折れていました。前足まわりのリンク棒が外れていました。
また、左側前足の上側にあるプラスチック製シャフトが折れて、鳴き声を出すリーフスイッチを押す部品が外れていました。
尻尾は、1mmの穴をあけてステンレス線で縛ってからエポキシ系接着剤で周りを固めました。
外れていたリンク棒は元に戻しました。
折れたプラスチックシャフトは、ギアボックスをあけてみると、カムが付いたギアとシャフトが一体になった部品で、シャフトの先端部分(長さ7mm位)が折れて、ネジで取り付けてあった部品ごと外れていました。
修理方法は、折れた部分をシャフト本体に接着するか、カムが付いたギアと一体になったシャフト部品を3Dプリンターで作るかです。
問題のシャフト部品は、複雑な形でギアとカムはある程度の精度が求められるので、私の3DCADレベルでは上手くできるか自信がありません。
そこで、折れた部品を何とかして繋ぐ方向で修理を進める事にしました。
シャフトが破断するほど強い力がかかる部分なので単純に接着剤で接着したり、熱溶着したりしても、接着面が小さいので、強度不足で直ぐに破断してしまいます。
シャフト部分の中心は2mm径の空洞になっていたので、部品を取り付けるネジを長いネジに変えて、鳴き声スイッチを押すカム部品を取り付けてみましたがシャフトの回転方向がネジが緩む方向なので、しばらくするとネジが緩んで上手く結合しなくなりました。
仕方ないので、できるだけ長いネジに瞬間接着剤を塗ってシャフトをネジを結合して緩まないようにしてみました。
動作させてみると、何とか動いています。
耐久性があるかどうかはわかりませんが、今日はここまでにします。
「鳴かない。動きがおかしい。」と言う事で修理依頼されました。
まずは電池チェックしました。OKです。
動作確認すると、モーターは回転しますが、足の動きがおかしい、尻尾は振らない、鳴き声も出ません。
分解して調べると、尻尾は付け根で折れていました。前足まわりのリンク棒が外れていました。
また、左側前足の上側にあるプラスチック製シャフトが折れて、鳴き声を出すリーフスイッチを押す部品が外れていました。
尻尾は、1mmの穴をあけてステンレス線で縛ってからエポキシ系接着剤で周りを固めました。
外れていたリンク棒は元に戻しました。
折れたプラスチックシャフトは、ギアボックスをあけてみると、カムが付いたギアとシャフトが一体になった部品で、シャフトの先端部分(長さ7mm位)が折れて、ネジで取り付けてあった部品ごと外れていました。
修理方法は、折れた部分をシャフト本体に接着するか、カムが付いたギアと一体になったシャフト部品を3Dプリンターで作るかです。
問題のシャフト部品は、複雑な形でギアとカムはある程度の精度が求められるので、私の3DCADレベルでは上手くできるか自信がありません。
そこで、折れた部品を何とかして繋ぐ方向で修理を進める事にしました。
シャフトが破断するほど強い力がかかる部分なので単純に接着剤で接着したり、熱溶着したりしても、接着面が小さいので、強度不足で直ぐに破断してしまいます。
シャフト部分の中心は2mm径の空洞になっていたので、部品を取り付けるネジを長いネジに変えて、鳴き声スイッチを押すカム部品を取り付けてみましたがシャフトの回転方向がネジが緩む方向なので、しばらくするとネジが緩んで上手く結合しなくなりました。
仕方ないので、できるだけ長いネジに瞬間接着剤を塗ってシャフトをネジを結合して緩まないようにしてみました。
動作させてみると、何とか動いています。
耐久性があるかどうかはわかりませんが、今日はここまでにします。
イワヤ おでむかえワンワン 尻尾 ― 2024年08月17日 18:13

破断した尻尾は、ステンレス線で縛ってから、エポキシ系接着剤で固めました。
イワヤ おでむかえワンワン リンク棒 ― 2024年08月17日 18:14

分解した様子です。外れていたリンク棒を元に戻しました。
イワヤ おでむかえワンワン 折れたシャフト ― 2024年08月17日 18:16

折れたシャフトの部分です。長めのネジを刺した状態です。
イワヤ おでむかえワンワン 鳴き声スイッチ ― 2024年08月17日 18:18

鳴き声のリーフスイッチを押すカム部品がシャフトにつきます。
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