アンパンマン キッズドライバー2020年06月28日 17:27

アンパンマンキッズドライバーのハンドル部分です。
症状は、「動作しない」です。
まず、電池を確認しました。正常です。
分解して、基板を確認しました。COB(集積回路)1つとスイッチパターンが5個ついています。
COBにかかる電圧を確認しました。正常です。スピーカーもLEDも反応しないので、COBの不良と判断しました。
通常は、修理不能で返却するのですが、PICマイコンを勉強した時に、つつじが丘おもちゃ病院様が、同じおもちゃのプログラムを公開されていることを思いだし、PICマイコンで置き換えることにしました。
手持ち部品にあったPIC16F1705にプログラムを書き込み、ブレッドボードで動作確認しました。上手く動いたので、小さなプリント基板に載せてスピーカー駆動用のトランジスター(2SC1805)と抵抗、LED駆動用の抵抗を載せて、スイッチ類、スピーカー、電源へのリード線を出して、動作確認しました。正常です。
COB基板上のスイッチですが、パターンを切断して、使ってもよかったのですが、万が一の時、外した基板を元に戻せるように、外した基板と同じサイズのプラスチック板にタクトスイッチを取り付けて代わりにしました。タクトスイッチの高さがやや高かったので、ヤスリで削って調整しました。
本体に組み込み、プリント基板が、タクトスイッチのプラスチック板に強力両面テープで固定しました。
ここで、動作確認しました。
音が出ません。スピーカーをチェックすると壊れていました。スピーカーを交換して、再度、動作確認しました。今度は、正常です。
音量調整のスライドスイッチがついているのですが、PICプログラムは音量調整に対応していないので、余ってしまいました。ちょうど、電源スイッチが無かったので、これを電源スイッチとしました。
マイコン換装となりましたが、なんとかなりました。
プログラムを利用させて頂いたつつじが丘おもちゃ病院様には、感謝しています。ありがとうございました。

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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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