うまれてウーモ2021年03月01日 10:43

卵から生まれる「うまれてウーモ」です。
音は出るが、動かないという事で修理依頼されました。
音は出るというので、電池とIC回路はとりあえずはOKとしました。
モーターへ繋がる配線を見つけて、電池から2.4V(ニッケル水素電池2本)を繋いでみると動きました。ON、OFFを繰り返してテストすると、動いたり動かなかったりします。そのうちに動かなくなりました。モーターに問題ありとし、ギアボックスまで分解してモーターを取り出し調べました。通常おもちゃに使われているモーターより小型のモーターが使われています。(ラジコンミニヘリコプターのモーターよりは大きい)
2.4Vをかけ、正転、逆転を繰り返しているうちに、止まることがなくなりました。
モーター内部のブラシにゴミなど不具合があり、回転させる事で取り除かれたかと思います。
再組み立てして、動作確認すると正常に動きました。
返却は3月下旬なので、時間をおいて繰り返し動作確認確認してから返却する事にします。

うまれてウーモ ギアボックスとモーター2021年03月01日 10:58

ギアボックス内部とモーターです。

16Ωの小型スピーカー2021年03月06日 16:10

日本橋の電子部品屋さんで、閉店セールをしていました。(店員さんに聞くと、移転される予定だそうです。)
16Ω、20mmの小型スピーカーが90個で1000円だったので、購入しました。ダンボール板に、90個貼り付けてあります。1個あたり11円くらいです。ネットで買っている8Ω,27mmのフイルムスピーカーは1個40円くらいなので、格安です。
スピーカーチェッカーで試してみると、8Ωのフイルムスピーカーより音が小さいです。インピーダンスが2倍なので当たり前ですが。
また、もっと小さな8Ω、32Ωのスピーカー(1個あたり10円です)もあったので買ってしまいました。
16Ωや32Ωのスピーカーが使われているおもちゃで交換用に使えないかと思っています。

なきごえ いっぱい! どうぶつずかん2021年03月07日 10:25

ベネッセの鳴き声が出る動物図鑑です。
電源を入れて、最初の1回だけしか音が出ないという事で修理依頼されました。
動作確認してみると、指摘の通り1回だけしか反応しません。
このおもちゃは、黄色いプラスチックケース内のIC基板と本のページ下にあるタッチパッドで構成されています。
IC基板とタッチパッドを本から切り離して、調べました。
IC基板の方は、タッチパッドとの接続端子を適当にショートさせると、正常に2回目以降も反応します。この事から、IC基板は正常で、タッチパッドに原因があると思われます。
タッチパッドの接続端子間の抵抗値をテスターで測定していくと、ショートしている部分が見つかりました。タッチパッドをアルミ配線シートと導電性塗料の黒丸のシートに剥がして良く観察すると当該の部分で、導電性の黒丸部分が変形して、配線シート側に膨れていることがわかりました。(目視ではわかりにくいですが、触るとわかります。)この事から、一部で常に押されていてスイッチオンになっているようです。確認の為、2枚のシートに紙を挟んで絶縁すると黄色いボックスの日本語、英語スイッチが正常に動作しました。
原因は、導電性塗料シートの僅かな変形であることがわかりました。
修理方法はシート間の隙間を広げることにしました。スイッチ部分に穴を開けたOHPシートを挟むことで解決できました。特に膨れが大きい部分はOHPシートを2枚重ねて対応しました。
再組み立てして、動作確認すると正常に動物の鳴き声が出るようになり、完了しました。

なきごえ いっぱい! どうぶつずかん タッチパッド2021年03月07日 10:47

本のページ下にあるタッチパッドです。アルミ配線シートと導電性塗料(黒い丸)のシートが貼り合わせてあります。
アルミ配線と導電性塗料間に僅かな隙間をとるため、黒丸部分に穴をあけたシートが挟まれています。

なきごえ いっぱい! どうぶつずかん 変形部分2021年03月07日 10:49

導電性塗料シートの黒丸が膨れている部分です。写真ではわかりにくいですが、触ると良くわかります。

乗用マイクロショベルコマツPC012021年03月07日 14:55

乗って遊ぶショベルカーです。
ショベルカー先端のバケットは動くが、根本のアームが動かないという事で修理依頼されました。
2つあるモーターのうち、片方は動いているので、電池はとりあえずOKとしました。
片側だけ動かないという事は、モーターの不良、配線の断線、コントローラー部分の不良が考えられます。
とりあえずは、分解して順にチェックしていきました。
キャタピラ部分の取り外し、本体を上下に切り離し、コントローラー部分を取り出し確認しました。
コントローラーからモーターへの端子には正常電圧が出ています。
次にアームを分解して、モーターを確認しました。
下から、アーム用、バケット用のモーターがアーム内部にあります。配線をみると、抵抗型ヒューズを通してモーターに繋がっています。この抵抗型ヒューズのうち1つが切れていました。
(ヒューズと思っていましたが、ノイズ対策のマイクロインダクタだと思います。)
手持ち部品に、ちょうど同じ規格の部品があったので、交換しました。動作確認すると正常に動きます。モーターは異常なしです。
再組み立てして、正常動作を確認したので、完了としました。

乗用マイクロショベルコマツPC01 抵抗型ヒューズ2021年03月07日 15:18

アーム内部にモーターがあります。両方の端子に抵抗型ヒューズが使われています。
赤色のリード線に繋がっているヒューズを交換しました。

ヒューズだと思っていましたが、ヒューズならモーター1つに1個でいいはずで、おそらく、モーターノイズ除去のためのマイクロインダクタと思います。

ドラえもんの目覚まし時計2021年03月07日 20:19

ドラえもんの声で起こしてくれる目覚まし時計です。
電池ボックスが壊れて、ご自分で修理しようとされたようですが上手くいかず、修理依頼されました。
電池ボックスは針金で上手く補修されていましたが、電極のハンダづけが良くありませんでした。
困ったのは、ハンダづけがはずれていて、基板からの配線が電池ボックスのどこに繋がっていたのかがわかりません。
ネット検索して、同じ時計を分解する動画を見つけて、正しいと思われる配線がわかりました。電池1本は時計メカニズム駆動用で、残り2本がドラえもんの声発生用でした。プラス極が共通端子になっていました。
電池ボックスを接着剤で補強してから、ネットの情報の通り配線をハンダづけしました。
ここまでで、時計は正常に動くようになりました。ドラえもんの声のアラームも出るようになりましたが
セットした時間以外でもアラームがなります。
時計モジュールの接点が不良ではと思い、時計モジュールを分解してみましたが、アラームの接点は、奥にあり手出しできません。仕方なく再組み立てして動作確認するとアラームはセットした時間だけ作動するようになりました。
分解、組み立ての振動などで良くなったのかと思います。
とりあえずは、正常になったので、完了としました。

ドラえもんの目覚まし時計 電池ボックスの配線2021年03月09日 10:46

ネット情報で解決した電池ボックスの配線です。
黒、赤、橙色のコードが基板コネクタに繋がっています。
赤色が共通のプラス極、黒色が時計用のマイナス極、橙色が音声用のマイナス極です。
<< 2021/03 >>
01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

このブログについて

おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
記事、画像は、営利目的の転載を禁じます。

最近のコメント

最近のトラックバック

RSS