アンパンマンのクレーンゲーム 再発その後22022年03月04日 08:40

今まで観察したことを思い出し考えてみました。
まず、モーターは正常です。配線も正常です。基板からの電圧も充分です。

どこかで、引っ掛かり動かないので、強い力でモーターの回転を止めている状態になります。

引っ掛かりがギアボックス内のギアにあると思ったのですが、移動台からギアボックスを外して動作させると(20回位)止まらず(ギアの音は大きい)正常に動きます。

ギアボックス内でないとすると、ギアボックスと移動台の間で引っ掛かりができると考えられます。

この仮説(ヤマ勘?)が正しいかどうかはわかりませんが、可能性があるので、ギアボックスと移動台の接触部分にセラミックグリスを塗って摩擦を抑えてみました。

20回程度、動作確認すると、止まらず正常に動きました。

ヤマ勘?が当たっていることを祈りながら、動作確認を続けます。

アンパンマンのクレーンゲーム 再発その後32022年03月04日 09:32

祈りながらの動作確認でしたが、故障はまたも再発しました。ヤマ勘は外れました。

仕方がないので、再度ギアボックスを分解して、ギアを精査しました。

できれば、手持ち部品のギアと全部交換できたらと思いましたが、モーター軸のピニオンギアしか交換できませんでした。

個々のギアを良く観察すると、クラウンとピニオンの2段ギアに、製造時に出来たと思われるバリを2つ見つけました。これらはモーター軸のピニオンギアと干渉する位置にあります。(写真ではわかりにくいかもしれません。)製造時には、モーター軸のピニオンギアがモーター側いっぱいまで押し込まれていたにのでギリギリ干渉しなかったのではと思います。経年変化でピニオンギアの位置がずれて干渉したと考えられます。

ここでまたもヤマ勘?です。モーター軸のピニオンギアとクラウンギアとこのバリが絡む事でモーターの回転を妨げるのではと思いました。

クラウンギアの上にはクラッチ付ギアがあり、クラッチ以降で動きが止まってもモーターは動き続けるはずです。だから、クラッチよりモーター側で故障があるはずという事にも合致します。

早速、小さいマイナスドライバーの先でバリを取り除きました。
再組み立てして動作確認すると、何と動作音が静かになっています。これは、いい兆しです。

また、祈りながら動作確認を続けます。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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