アンパンマン ことばずかんの本2024年02月06日 20:42

アンパンマンことばずかんの本です。
読み取りペンの修理には取り組んで来ましたが、本の方も破損していることが多くあります。

本は多孔のルーズリーフ状のページが螺旋状の部品でまとめられており、最後のページが本体フレームに接着されています。この最後のページの穴が全て壊れて、螺旋状の部品から分離してしまう破損が多く見られます。

これまでは、接着剤やテープで破れた部分を補修する修理でしたが、螺旋状の部品にシャフトを通す方法で修理してみました。

手持ち部品にあった4mmのアルミパイプをシャフトにしました。フレームにシャフトがギリギリ通る4mmの穴を上下にあけて、少し長めに切ったアルミパイプを通しました。

接着剤やテープよりスマートに修理できたと思います。

サウンド新幹線2024年02月10日 15:15

トイコーのサウンドトレイン 北陸新幹線E7系です。
フライホイール式(手押し)で、屋根にある4つのボタンで走行音等の音出ます。

2両共に「走らない。距離がでない。」という事で修理依頼されました。

2両共に後輪が凹んでいるようなので、分離して調べました。フライホイールのギアボックス固定している爪が外れてギアボックスが内側にずれていました。ギアボックスを取り外して、爪を元の位置に戻し取り付けると、後輪の凹みは無くなりました。

動作確認してみると、1両は少し走るようになりましたが、もう1両は上手く走りません。

上手くない方のギアボックスを取り出し分離して調べました。フライホイールのシャフトに付いているピニオンギア(T8M0.5)にひび割れがあり完全に滑っていました。手持ち部品のピニオンギアと交換すると、少し走るようになりました。

2両とも動かすとギアボックスから大きな音が出ます。各部の摩擦が大きいのではと思い、シャフトが刺さるケースの穴部分にスプレーオイルを吹いてみました。動作させると、動作音は小さくなり、正常に走るようになりました。

ギアボックスの爪の脱落、ピニオンギアの割れ、シャフトの摩擦が故障原因でした。

サウンド新幹線 ピニオンギア2024年02月10日 15:34

割れていたピニオンギアです。

サウンド新幹線 ギアボックスの爪2024年02月10日 15:34

外れていたギアボックスの爪です。

アンパンマンのサンタクロース2024年02月10日 21:04

アンパンマンのサンタクロースです。
左手のスイッチで、ジングルベルが流れ頭を前後に振る仕組みになっています。

「首を振らない」という事で修理依頼されました。

分解して調べると、ギアボックス内の2段ギアが壊れていました。M0.5でT30とT8の2段ギアでT8の方がバラバラに壊れていました。

手持ち部品にあった良く似た2段ギアと交換しましたが、モーターのシャフトにあるT10のピニオンギアと上手く噛み合いません。この際、T10のピニオンギアも交換すると上手く噛み合うようになりました。

再組み立てして動作確認すると、頭が前後に動くようになりました。

アンパンマンのサンタクロース 2段ギア2024年02月10日 21:14

T8の部分が完全に壊れていました。

きかんしゃトーマス 手押しタイプ2024年02月11日 14:28

バンダイ製のプラデラ、きかんしゃトーマスです。
モーター無しの手押しタイプです。

「車輪が折れている」という事で修理依頼されました。

みると、3つある動輪の内、1つの車軸が車輪の根元で折れていました。
分解して動輪を全部取り出してみると、残り2つの内の1つも折れていて、接着剤でフレームに固定されて回転しない状態でした。

折れた部分の断面積が小さいので接着剤では強度不足かもと思いましたが、他にいい方法がないので、瞬間接着剤で接着してみました。

十分な時間をかけて硬化させた後、調べると強度もなんとかなりそうです。材質が硬質プラスチックだったのが良かったのかもしれません。

折れた2つ共に同じ方法で接着して、完了しました。

きかんしゃトーマス 手押しタイプ 銘板2024年02月11日 14:41

車両の底面にある表示です。

BANDAI 1991 MADE IN JAPAN

33年前の日本製でした。

きかんしゃトーマス モータータイプ2024年02月11日 14:43

バンダイ製のしゅっぱつしんこうシリーズの、きかんしゃトーマスのモータータイプです。

9V電池と単3を2本装填するようになっています。
ネットで調べると、モーターで走行するほか、スピーカーからトーマスのおしゃべり音が出るようになっています。また、水色の蒸気ドームに磁気センサーがあり付属するステッキの磁石に反応して動作するようです。

「電池を入れても動かない」という事で修理依頼されました。

電池を装填しても全く動きません。分解して、基板まで電圧を追って行くと基板上のIC(COB)まで電圧は確認できました。また、水色の蒸気ドーム(磁気センサーらしい部分)に磁石を近づけても反応はありません。

基板は3枚に分かれており、回路構成もわからないので、お手上げ状態です。

取りあえずモーターを動かすだけとか、PICを使って、電子オルゴールを鳴らしながらモーターを回す位はできますが、改造になるのでやめておくことにします。

IC故障のため修理不能で返却することにします。

きかんしゃトーマス モータータイプ 銘板2024年02月11日 14:55

底面の表示です。

これも、1991年の日本製でした。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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