ドラえもん カメラでひらめきパッド2024年11月17日 08:55

バンダイの「ドラえもん カメラでひらめきパッド
」です。

「電源が入らない。」と言う事で修理依頼されました。

まずは、電池チェックしました。4本全部が完全放電していて、1本は液漏れしていました。

電源アダプターが付いていたので、これで進めます。

電源ボタンを押しても反応はありません。リセットボタンを押しても反応ありません。

分解して、電源から基板までの電圧をチェックしました。OKでした。

次に、電源ボタンの反応をサブ基板とメイン基板のコネクタ電極での電圧変化で調べました。正常でした。

どうも、メイン基板内部の問題と思います。基板上の部品は情報がないので、これ以上の故障原因は不明です。できるとすれば、水晶振動子を調べることくらいです。

とりあえず、現段階で修理不能にしておきます。

ドラえもん カメラでひらめきパッド 内部2024年11月17日 09:12

分解した内部です。

基板上に、円筒形の水晶振動子があります。基板に6MHzと記されています。
発振しているかどうかを、広帯域受信機で確認しました。
電源アダプターを繋ぐだけで、6MHzの信号が確認できました。ICのクロックは動いているようです。

やはりICが故障みたいです。ICは動いているがプログラムが暴走しているのかもしれません。

これ以上はお手上げなので、修理不能で返却することにします。

チクタクパニック2024年11月17日 11:23

ドラえもんのチクタクパニックです。
タイムマシンに乗ったドラえもんが迷路を進みゴールを目指すゲームです。
修理依頼されたのはドラえもんの乗り物部分です。

「動かない」と言う事で修理依頼されました。

分解して調べると、起動スイッチになっているリーフスイッチが腐食して故障していました。

また、スピーカーも端子部分が激しく腐食して故障していました。

スイッチ、スピーカーを交換して動作確認しましたが動きません。

基板を見ると、腐食が激しく、COBの直近でパターンがいくつも切れていました。基板は修理不能と判断しました。

このおもちゃは、ドラえもんの乗り物が動けば、何とか使えるようなので、とりあえずは、電源スイッチでモーターのオンオフができるようにしたいと思います。

チクタクパニック リーフスイッチ2024年11月17日 11:32

故障していたリーフスイッチです。

チクタクパニック 腐食した基板2024年11月17日 11:33

腐食してパターンが切れていると思われる基板です。

チクタクパニック 改造2024年11月17日 15:14

IC基板が修理不能なので、ドラえもんの声は諦めて、モーターのオンオフで走行ができるように、3Pスライドスイッチを載せた蛇の目基板と交換しました。

チクタクパニック 電池2024年11月17日 15:19

音声IC用の3Vが不要になり、モーター駆動の1.5Vだけなので、単3電池1本で良いことになりました。

ドラムえほん2024年11月17日 17:52

ドラムえほんです。

「青色のタイコが鳴らない」と言う事で修理依頼されました。

赤色、黄色のタイコが鳴るので、電池チェックは省略しました。

タイコの部分は2枚のフレキシブル基板が貼り合わされていて、メンブレンスイッチになっています。

青色のタイコ部分のフレキシブル基板の配線を見ると赤色との間で腐食して断線しているようです。
完全に剥がして、テスターで確認すると断線でした。

ハンダ付けが出来ないので、導電性銅箔テープを使って修理しました。
導電性銅箔テープは、十分な接触面積がないと、接触不良になるので、赤色、青色のタイコの部分(黒色)にしっかり貼り付けて、絶縁の為に上から薄いプラスチックテープを貼り付けました。

動作確認すると、青色のタイコも上手く反応するようになりました。

ドラムえほん 断線部分2024年11月17日 18:05

青色タイコと赤色タイコの間で断線していました。

ドラムえほん 導電性銅箔テープ2024年11月17日 18:06

導電性銅箔テープを使って修理しました。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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