クリスマスツリー2023年04月22日 16:54

グラスファイバーのクリスマスツリーです。
束ねた根本にカラフルな光をあててグラスファイバーの先端が美しく光るようになっています。

ランプが切れて光らない状態でした。

12V10Wのランプで交換すればいいのですが、いいお値段なので、安い白色の発光ダイオードを直列に繋いで代用してみました。
LEDの順方向電圧を3.2Vとすると5個で16Vなので、5個直列にしました。また電源が交流12Vなので、整流した直流のピーク電圧は12Vx1.4=16.8Vなので5個で丁度いいとおもいます。また、直列5個を2セットとし極性を逆にして並列に繋いで交流の半波づつ5個のLEDが60Hzで点灯するようにしました。

また、ランプは12V10wなので800mA位の電流量ですが、LEDは一桁以上も小電流なので、セメント抵抗を並列に入れてランプ時の電流量に近づけました。

蛇の目基板にハンダづけしてランプの代わりに取り付けて試験点灯すると上手く光りました。

再組み立てして、試験点灯すると、グラスファイバーのツリーが鮮やかな色の光を放ちました。

クリスマスツリー 切れたランプ2023年04月22日 17:14

切れていたランプです。

クリスマスツリー LEDで代替2023年04月22日 17:15

白色LED10個で代わりにしました。電流量調整のためのセメント抵抗も入れてみました。
手持ちのセメント抵抗は10W20Ωなので、12VだとI=E/Rで電流は600mAになり、ランプの800mAに比べると少なめです。よって12Vx0.6A=7.2w<10wなので消費電力も少なめですが大丈夫と思います。

LEDの上部には、色々な色がついた円盤がありモーターでゆっくり回転します。これで、グラスファイバー先端の色が変化するようになっています。

J.J.マイ・ジャンピング・パグ2023年04月22日 22:24

パグの電動インタラクティブペットです。
ネットで調べると「リアルなパグのように反応する、乾電池で動くインタラクティブなペットです。パグの前に手をかざしたり、頭をなでると、ジャンプして、ワンワン、となきます。」という事です。

動作しないという事で修理依頼されました。

まず、電池チェックしました。OKです。

分解して調べました。基板のバッテリーからの配線部分での電圧もOKです。

次に基板上の電源スライドスイッチの接触不良を疑い接点復活スプレーを吹いてスイッチの接触改善をしましたが、動作はしません。

故障原因を探る為、基板上の電圧を調べていると、突然動作することがありました。きっかけがあれば動作することから基板上のIC不良ではなく、センサー不良ではないかと思いました。
基板からの配線は、スピーカー、モーターの出力の他に、頭部へ繋がる赤色黒色灰色灰色の4線フラットケーブルがありました。これが、明るさセンサー(おそらくCDS)と接触センサー(おそらくタクトスイッチ)への配線と思われます。また、頭部の明るさセンサーと接触センサーへの配線を触ると時々動作することがわかりました。

頭部センサーを調べるため、頭部のぬいぐるみを切開して調べました。

驚いたことに、センサーへの4本の配線が全て首の部分で切れていました。

切れていた部分をハンダづけで補修して、再組み立てして動作確認すると、正常に動作することがわかりました。

激しい動作をするおもちゃなので、断線したのではと思います。

J.J.マイ・ジャンピング・パグ 断線箇所2023年04月22日 22:39

頭部を分解してわかった断線箇所です。

ハンダづけで補修する直前の状態です。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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