くすぐりエルモ ギアをテスト2022年04月30日 16:05

3Dプリンターで作ったピニオンギアは、次の修理依頼の時にテストするつもりでしたが、ネットのフリマに格安で故障品が出ていたので、勉強用?に購入しました。
笑声は出るが手が動かない、足の動きも問題有りの状態でした。

分解して調べると、手の駆動用モーターシャフトのピニオンギアが割れてバラバラになっていました。
このピニオンギアはモジュール0.6歯数8高さ5mmなので手持ち部品にあり、交換すると正常に動きました。
足の駆動用モーターシャフトのピニオンギアは、ステンレス線で縛る方法で修理されていましたが、シャフトへの打ち込みが甘く若干滑っていたようです。(動かす事で緩んだのかもしれません。)こちらは、少し深く打ち込みました。

再組み立てして動作確認すると正常に動きました。
普通の修理はこれで完了ですが、今回は3Dプリンターで作ったピニオンギアのテストが目的です。

再度、分解して3Dプリンター製のピニオンギアを取り付けてみました。
サイズはピッタリでした。手で回転させると噛み合わせもスムーズでした。
エルモ用に今までに作ったピニオンギアの中では一番上手くできていると思います。

しかし、ギアボックスを再組み立てして動作確認すると、ギアの音が大きく、噛み合わせがスムーズでないことがわかりました。また、動作によってはモーターが唸るだけで、上手く回転しない状態でした。

エルモ用のギアは歯の形が正確でないと上手く動作しないようです。
やはり、光造形式(DLP)の3Dプリンターが必要と思いました。

くすぐりエルモ おゆまるとUVレジン2022年04月30日 20:07

安物のFDM式3Dプリンターが駄目だったので、次はおゆまるで型どりし、100均のUVレジンで複製を作る方法で何とかできないかと思案しています。

高さ5mmのギアがあるので、2つ繋いで型どりして10mmのギアを作ったのですが、シャフトを通す穴をまっすぐあけられず、上手くいかなかった経験から、5mmのギアの複製を2つ作り、2つをシャフトに通して、隙間にレジンを染み込ませてUVをあてて接着する方法を試してみました。
5mmづつならシャフト穴のズレは小さくなるのでズレの小さなギアが出来るはずです。

作ってみると2つのギアはしっかり接着されています。レジンはレジンで接着できることがわかりました。

明日以降に、勉強用のエルモに入れてテストしたいと思っています。

上手くいけば、くすぐりエルモの修理に道ができることになります。

早速、勉強用エルモでテストしてみました。結果、ステンレス線で縛ったギアと同様の正常動作をしました。
やはり、歯の形がある程度は似ていないと、噛み合わせが上手くなくスムーズに回転しないことが原因だと思いました。

モジュール0.6のピニオンギアは、100均のおゆまるとUVレジンで何とかなることがわかりました。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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