こぐまのカビー2023年12月11日 13:16

ぬいぐるみの熊ロボットです。
ネット通販のページを見ると、「まるで生きているようにインタラクティブに動く、ぬいぐるみの熊ロボット。表情豊かなテディベアのカビーは、遊ぶのが大好き。夜になると、まるで眠くなったかのような音をたて、柔らかな音楽を奏でます。電動ぬいぐるみのカビーは、頭部、目、耳、鼻、口や手を動かしたり、鳴き声で、感情を豊に表現します。」と説明されていました。

「手が動かない。他の部分は動く。」という事で修理依頼されました。

まずは電池チェックしました。単2電池4本でOKでした。

次に分解です。まずは着ぐるみを剥がしました。足は引っ張るとはずれました。電源スイッチ部分でプラスチックフックが使われてしっかりとまっていました。強引に引っ張り外しました。

胴体部分は、前側が白色、後側が茶色のプラスチックケースで、前側からネジ止めしてありました。
ケースを分解すると、モーターとメカニズム、小さなプリント基板が出てきます。
プリント基板からは、電池フォルダへの配線、頭部へ行く配線、手を動かすモーター、手のスイッチ、スピーカー、お腹の静電センサー板への配線が出ています。

取りあえずモーターのチェックをしました。ギアボックスからモーターを外して、無負荷にすると、正常に回転しました。かかっている電圧を測ると1V弱点でした。おもちゃによく使われる小さなマブチモーターではないので、定格電圧がわからないため電圧が正常どうかは不明です。

モーターにはウォームギアがついていて、ギアボックスで2段減速されて、大きなギアボックス内部のギアに伝わり、カムを使って手を動かしています。

手でギアを回してみると、かなり重くギアボックス内部に問題があるように思われます。

大きなギアボックスを分解しようとしましたが、ネジを外すだけでは分解できません。

ネジの他にも分解に必要な手順があるようです。疲れてきたので、時間をおいてから、また取り組もうと思います。

こぐまのカビー ぬいぐるみ2023年12月11日 13:42

電源スイッチ部分のフックを外したところです。

力任せに引き抜いたので、修理完了時には布用の両面テープでとめようと思っています。

こぐまのカビー 胴体のプラスチックケース2023年12月11日 13:44

ぬいぐるみを剥がしたところです。

こぐまのカビー 胴体の内部2023年12月11日 13:45

胴体内部の様子です。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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