こぐまのカビー 故障が再発2023年12月14日 17:40

一応、正常に動作していたのですが、動作確認をしているうちに故障が再発しました。

腕が上下に動いている時に、腕に力が加わると向きとタイミングが合うと、カムがはずれるようです。

再度、分解してカムを正常な位置に戻すと、正常動作に戻りますが、力の向きとタイミングが合うと「カチ」という大きめの音側して動かなくなりました。この時にカムがはずれたと思われます。

原因を探ると、左右の腕を繋ぐシャフトにギアボックスのカムからのロッドが繋がっていて、腕動かしています。
このシャフトには、バネも繋がっていて、腕を上げる方向に強く引っ張っています。(写真のバネ)
このバネの力はかなり強く、磨耗したカムが耐えきれず外れてしまうようです。

バネを外してみると、腕はややグラグラしますが、正常に上下に動きました。

磨耗したカムには、強すぎるバネのようなので、手持ち部品にあったやや弱いバネに変えてみました。

今のところは、正常に動いていますが、返却まで動作確認を続けて行きます。

こぐまのカビー やや弱いバネ2023年12月14日 17:59

交換してみた弱めのバネです。

こぐまのカビー カム部品が破断2023年12月14日 21:34

動作確認を続けていると、腕の上下方向に動かなくなりました。左右方向に動くので、モーターは回転していてギアボックスは回転していると思います。

上下方向の動きのカム部品がおかしいと思って分解して調べると、カムの爪が折れて、爪部分で破断していました。
写真は、破断する前の状態です。白色の爪が黒色のみぞに沿って動き、強い力がかかると終端の壁を乗り越えて動かない状態になるようでした。爪に繰り返し力がかかり破断したと思われます。

修理は、接着剤は強度不足、ステンレス線で巻くと厚さが増すので無理です。思いつく出来る方法は、ハンダゴテでの熱溶着だけです。ダメ元で、ハンダゴテで熱溶着しました。接着剤より強度はあると思います。これが駄目なら、3DCADと3Dプリンターでなんとか作るしかありませんでした。

再組み立てして、動作確認しました。この際、このカムに力をかけているバネははずしました。

動作させるとなんとか動いています。
いつまでもつかはわかりませんが、私の技術ではこれ以上の深入りは修理にならないので、ここまでにしておきます。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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