ミュージカル トイ チェスト2023年12月16日 21:25

トランク型のおもちゃ箱です。
ディズニーのキャラクターがハンマーで鉄琴をたたいて演奏します。

「演奏しない。電球が1つ点灯しない。」という事で修理依頼されました。

電源を入れると、電球が片方だけ点灯して、ハンマーで最初の1音だけたたいて動かない状態になりました。

AC100V電源なので電池チェックはありません。代わりに基板の電源電圧を測るとDC5〜6Vでした。

取りあえず、分解して調べると、大きな基板があり、DIPパッケージの制御ICとドライバーのトランジスタ群が並んでいました。

ハンマーを持つ人形の駆動モーターをドライブしていると思われます。

目視で基板上の部品を調べると、ICに直接繋がっている部品に異常がありました。発熱して故障したようです。
見た目は、大きめのセラミックコンデンサかと思いましたが、どうもセラミック振動子のようです。
ちょうど規格が印刷してある部分は破損していて詳細はわかりません。

セラミック振動子が破損して、ICのクロック発振が止まって全然動作しないのかもしれません。ICが故障しているのかもしれません。

ICは無事で発振が止まっていると仮定してセラミック振動子を交換してみることにしました。

セラミック振動子の手持ちはないので、水晶発振子で試してました。周波数もわからないので、16MHz、12MHz、6MHzで試してみましたが、動作しないままです。

IC故障なら修理不能なので、ICが無事であるとして、できることは、外部発振回路を作ってクロックを無理やり与えてみることですが、今日はここまでにしておきます。

部品箱を調べると中古のセラミック振動子が2つ見つかりました。
明日、ダメ元で試してみることにします。

ミュージカル トイ チェスト プリント基板2023年12月16日 21:58

大きめのDIPパッケージのICとドライバー用のトランジスタ群が並んでいました。

ミュージカル トイ チェスト 破損した部品2023年12月16日 21:59

破損した部品です。セラミックコンデンサのような形をしていますが、セラミック振動子ではないかと思っています。

表面の文字は「ZTA ?0MT」と読めます。

6MHzか8MHzのセラミック振動子と思います。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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