砂場遊び用ダンプカー2022年12月07日 07:10

砂場遊びで使うダンプカーです。
後輪のシャフトが折れてタイヤがはずれたという事で修理依頼されました。

シャフトは、フレームから出ていて、薄いプラスチックで出来ているフレームが割れていました。

接着面が小さいので接着剤だけでは強度不足なので、プラスチック板でフレームを挟む様にして接着面を大きくして接着剤で接着しました。

折れていないシャフトの付け根部分もヒビ割れがありました。瞬間接着剤で補修しておきました。

接着剤で補修したので、元通りの強度は期待できませんが、なんとかなったので完了としました。

砂場遊び用ダンプカー 折れた部分2022年12月07日 07:21

折れたシャフトとフレーム部分です。
マスキングテープで元の位置に固定した状態です。

砂場遊び用ダンプカー プラスチック板で補修2022年12月07日 07:24

プラスチック板で挟む様に接着しました。

クリスマスツリー2022年12月07日 07:31

台座に組み込まれたオルゴールでオルゴール音と共に回転するクリスマスツリーです。

クリスマスツリーが台座からはずれてグラグラになっているという事で修理依頼されました。

ツリーの根本を見ると台座からはずれて、台座を覆っている布地になんとかくっついている状態です。

台座にツリーがどのように固定されていたのかを調べるため台座を分解しました。台座の裏蓋は接着剤で固定されていたので、ホットナイフで溶断しました。
内部を見ると中央部に凹みがあり、この凹みにツリーの根本が接着剤で固定されていたようです。

次にツリー根本の布を切って、台座の凹み部分とツリーの根本部分を調べました。

凹みに比べ根本部分は細く、凹みのサイズに合わせるための円筒状のプラスチック部品が割れてバラバラになっていました。

ツリーの根本を凹みにピッタリ固定する修理方法として同じ様なプラスチック部品を3Dプリンターで作る事も考えましたが、もっと簡単にエポキシパテで隙間を埋めることにしました。

凹みにエポキシパテを詰めてからツリーの根本を差し込み、固まるのを待つだけです。

エポキシパテが固化すると、ツリーは自立するようになりました。これで、完了しました。

依頼にはなかったのですが、ツリーの先端にあったと思われる飾り(星型)が欠落していたので、3Dプリンターで簡単な星型を作りました。白色は似合わないので、金色に塗装しました。

クリスマスツリー 台座内部2022年12月07日 08:16

ホットナイフで溶断して調べた台座の内部です。

クリスマスツリー 台座の凹み2022年12月07日 08:17

ツリーの根本が刺さる台座の凹みです。
左のプラスチック片は割れた部品です。

クリスマスツリー ツリーの根本2022年12月07日 08:19

ツリーの根本部分です。

こぐまのトンピー2022年12月07日 09:27

イワヤの子ぐまのおもちゃです。

丸太の切りかぶに座ったかわいいくまさんがリズミカルに太鼓をたたいて笛を吹きます。

電源を入れても動かないという事で修理依頼されました。

動作確認すると動きません。色々触っていると突然動き出しましたが、すぐ止まりました。

内部配線の接触不良か、モーターの整流子ブラシの接触不良かと思い、分解して調べました。

茶色の電池ボックスから本体へ接点が付いた丸棒が差し込まれ、本体内部の接点に接触して電源供給されていました。電池ボックスは子ぐま本体から切り離しできるようになっていました。

本体側の接続部分のプラスチック部品が割れて接点がしっかり接触できない状態になったことが故障原因でした。

硬質プラスチックだったので、瞬間接着剤で破断部分を接着しました。破断前よりは強度は弱いですが、しっかり接着できました。

再組み立てして動作確認したところ、再組み立てに手間取り、他にもヒビ割れ等が見つかり、時間が、かかりましたが、なんとか正常に動作するようになりました。

こぐまのトンピー 割れた電源部分2022年12月07日 11:09

割れた部分です。

こぐまのトンピー 割れた部分2022年12月07日 11:12

割れた部分です。スプリングが付いていました。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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