クレーンゲーム2024年02月29日 10:15

古いタイプのクレーンゲームです。前後、左右、上下用のレバーを操作するタイプです。

「前後、左右に動かない」という事で修理依頼されました。

バケットの上下は動くので電池はOKとしました。

屋根と底板をはずして、モーターが入っているギアボックスの上蓋だけはずして、底板側の基板とギアボックス間で配線の導通を調べました。
ギアボックスは前後、左右のモーターは最下層にあるので、分解すると再組み立てに手間がかかります。分解せずに調べる為、上蓋をはずして見える配線に縫い針を刺して導通を調べました。
結果は切れていませんでした。

再度、動作確認すると、前後には動くようになりました。ギアの引っ掛かりかモーターの固着が振動で解消したものかと思います。これで前後動は一応解決です。

左右動のモーターに加わる電圧を「縫い針」プローブで測ると正常に出ています。ギアボックス内の配線かモーターに原因があることがわかりました。

ギアボックスの分解はできるだけ避けたいので、モーター内部、整流子とブラシ間の接触不良という希望的予測で進める事にしました。
幸い、前後動、左右動用モーターともシャフトと整流子ブラシ部品の穴が見えていました。
穴に接点復活剤を吹き込み、ラジオペンチでシャフトを回転させてみました。
希望的予測は見事に的中して、左右に動くようになりました。
これで左右動作も完了しました。

再組み立てして、動作確認すると、前後動作で途中で引っ掛かりがあることがわかりました。

前後動作はギアボックスから出ているシャフトのピニオンギアと枠にあるラックギアで実現しています。調べると2つあるピニオンギアの片方が割れて歯の間隔が広がりラックと上手く噛み合わない為引っ掛かりが起こっていました。
ピニオンギアはM0.5T12で、手持ち部品に3Dプリンターでの作り置きがあったので交換しました。

再組み立てして、動作確認すると、引っ掛かりもなくなり正常になりました。

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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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