セガ 犬型ロボット プーチ2020年06月29日 21:21

セガトイズの犬型ロボットです。名前はプーチです。
音声に反応して動作するようになっています。
ダルメシアンのタイプは、日本エアシステムで機内販売されていた物のようです。
「動かない」という事で修理依頼です。
まずは、電池を確認、正常です。
分解して調べると電池ボックスからの電圧がやや低いです。電池ボックスの電極に腐食が見られました。
ここでリード線の腐食に気づけば良かったのですが、全部分解して動作確認しました。単4電池三本で4.5Vなのに、基板側は3.5V程度しかありません。電流も数百mA程度で普通です。
電池ボックスから基板の間で、電圧降下している、抵抗があると思い、電池ボックス端子の半田づけを確認しました。
マイナス極で黒色リード線が3本束ねて半田づけしてあるのですが、この内の2本が腐食して接触不良を起こしていました。芯線を磨いて半田づけし直すと、動き出しました。
再組み立てして、動作確認すると、どうも、正常ではありません。足用のモーターが止まらない状態です。
足の位置を検出するのに、回転の爪がシーソー式のレバーを介しスイッチを押すことで行われています。スイッチは、プリントパターンと導電性ゴムの組み合わせです。
スイッチ部分をよく見ると、2つあるうちの1つのゴムが押しつぶれて、常時接触しています。交換するゴム部品がないと思ったら、リセットスイッチに同じゴム部品が使われていて、これ交換しました。
動作確認すると、正常と思われる動きをします。
リセットスイッチの方は、ジャンク箱にあったエアコンのリモコンから大きさがほぼ同じのゴム部品を切り出してつけておきました。
これで、ほぼ修理完了としました。
あとは、尻尾の部品が破損していて、これをなんとかしようと思っています。

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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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