赤外線のチェッカー2024年01月15日 09:39

ことばずかんのペン先や赤外線リモコンは、スマートフォンのカメラでチェックしていますが、閉店セールで買ってしまった赤外線受光素子が大量にあるので簡単なチェッカーを作ってみました。

受光素子は3ピンで、ピンアサインは受光面側から見て、右からGND、Vcc、Outでした。

Vccは5V位で動作しました。(3.6Vでも動作しました。)
Outは、赤外線を受光しない状態でVccの電圧で受光すると電圧が下がります。Vccに4.8Vの電池を繋いで、テレビのリモコンで受光させると、VccとOut間の電位差は1V〜2V程度でした。パルス信号にあわせて電圧が変化しました。

ここまで調べてからチェッカーづくりです。
1V程度のパルスが出ているなら圧電スピーカーを繋いでみると変調音が聞こえました。上手くいったので、圧電スピーカーに受光素子を両面テープで貼り付け、配線をハンダづけしました。電源用に赤黒のミノムシをつけて1つ完成です。

テスターで電圧変化が測れたので、閉店セールで買ったラジケター(電池チェッカーにしてあったので抵抗でフルスケール2V程度の電圧計になっています。)に繋いでみました。
テレビのリモコンで受光させると、パルスらしく針が震えました。これも上手くいったので、電池チェッカーが赤外線チェッカーに変身しました。

赤外線チェッカー 圧電スピーカー2024年01月15日 10:09

圧電スピーカーに繋いだタイプです。

赤外線チェッカー アナログメーター2024年01月15日 10:10

ラジケターに繋いだタイプの内部です。

赤外線チェッカー LED2024年01月15日 13:57

圧電スピーカー、アナログメーターと上手くいったので、LEDも点灯するのではと思ってやって見ました。

LEDも閉店セールで大量に買ってしまった赤色LEDです。

部品は受光素子とLEDのみです。電源はコードを出して電池ボックスからのミノムシクリップで供給するようにしました。

試してみると、赤外線信号を送ると、LEDが点滅します。

電源は、NIMH4本の4.8Vで安定に動作します。3本の3.6Vでも動作しました。

赤外線チェッカー LED小型化2024年01月15日 14:28

受光素子、LEDの足を電源の電極にして小型化しました。

メルちゃん お食事セット2024年01月20日 14:37

メルちゃんのベビーフードとスプーンです。

ベビーフードにスプーンを刺して抜くと、スプーンの柄の部分からごはんが出てくる仕掛けになっています。

「ごはんが出てこない」という事で修理依頼されました。

スプーンで試してみると、「ごはん」は出てくるのですが、固定されずに戻ってしまいました。

ベビーフード側の爪がごはんの裏面にあるピンを挟んで引っ張り出す仕組みになっています。

爪部分をみるとやや変形しています。爪が少し広がって挟む力が不足して、ごはんが固定されるまで引っ張り続けられないように思います。

爪の変形を修正するために、分解して爪部品を取り出し、ドライヤーで加熱して少し柔らかくして爪の隙間を少し縮めるように修正しました。

再組み立てして試してみると、爪がごはんをしっかり引っ張り、ごはんが固定されるようになりました。

メルちゃん お食事セット ベビーフード2024年01月20日 14:38

ベビーフードのなかには、舌状の爪がありごはんを挟むようになっています。
爪がやや変形しているように見えます。

メルちゃん お食事セット 爪部品2024年01月20日 14:40

分解して取り出した爪部品です。
ドライヤーを加熱して、形を修正しました。

メルちゃん お食事セット スプーン2024年01月20日 14:41

スプーン内部に格納されているごはんの部品です。
裏面に爪で挟むピンがあります。

ラジコン ロボットカー2024年01月20日 17:27

ロボットにトランスフォーメーションするラジコンカーです。

「動かない」という事で修理依頼されました。

まずは電池チェックしました。OKです。

リモコンの変換ボタンを押すとモーター音はするが、動作しません。

分解して調べると変換用のモーター、ギアボックスは正常に動作していますが、車体の前部とギアボックスを繋ぐ部品が破断していて、車体前部が持ち上がらない事がわかりました。

破断部分には比較的大きな力がかかるようで、材質も接着剤が効きにくそうなプラスチックです。

最近は、破断したプラスチック部品は3Dプリンターで作って交換するのですが、従来の方法でなんとかなりそうなので、1mmの穴をあけて、ステンレス線で繋ぐ方法で修理する事にしました。
破断面の両側に穴を2個づつあけてステンレス線で縛りました。強度は充分だと思いますが、縛ったステンレス線の太さ分大きくなるので接触する部分と干渉するかもしれません。
取りあえず、再組み立てして動作させました。なんとか動きますが、しっかりネジ止めして組み立てると、ステンレス線と接触するプラスチック部分とが干渉して、大きな摩擦のため、ギアボックス内の安全装置で空転しました。

干渉を無くす為に、ステンレス線と接触するプラスチック部分をホットナイフで切除しました。切除した部分は外観にはほぼ関係なくやむを得ないと判断しました。

再組み立てして、動作させました。ほぼ正常にロボットへトランスフォーメーションしました。

自動車モードでの走行をテストすると上手く動きません。どうも電池の容量不足のようなので、手持ちの電池に替えると問題なく走行しました。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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