Sonechan blog(おもちゃ病院)

魔法ステッキ　プリンセスワンドです。
黄色のボタンを押すとLEDが光り音が出るおもちゃです。
時々音が出なくなるという事で修理依頼されました。

動作チェックすると、黄色のボタンを押すとたまに動作しない事がありました。また、動作中に衝撃が加わると動作が止まります。

どうも電池ボックスの接触不良ではないかと思って、電池ボックスを開けるとLR44が3個直列で入っていました。電極はきれいな状態です。

電池ボックスを色々触りながら動作チェックを繰り返すと電池を電池ボックスにしっかり押し込んだ状態にすると動作が安定します。衝撃にも止まりません。

電池ボックス付近に内部で接触不良があるようです。

内部を調べようと分解しはじめましたが、内部でボスのハメ込み式で接着されているようで、外れません。薄刃ノコギリで切れば分解できますが、どうしても傷跡が残りますので、分解は諦めました。

根本治療にはなりませんが、電池を電池ボックスにしっかり押し付ける方法で修理することにしました。

まず、電池ボックスのフタの裏側にスポンジを貼り付けました、次に、透明のテープを電池ボックス部分に強く巻き付けてしっかり電池を押すようにしました。

動作チェックすると、衝撃を加えても安定して動作しましたので、これで完了としました。

電池ボックスです。LR44が3個です。
フタにスポンジを貼り付けました。

やりたい放題系のおもちゃです。

電池を入れても音が出ないという事で修理依頼されました。

まずは電池チェックですが、入っていませんでした。手持ちの電池で修理を続けます。

裏蓋を外して内部を調べると、複数の配線がハンダづけ部分で切れていました。ハンダづけをやり直しました。

電源スイッチが堅く接触不良もあったので、接点復活スプレーを吹いておきました。

再組み立てして動作チェックしました。正常に動作しました。

断線していたスピーカーの配線です。

断線していた電池フォルダの配線です。
この他、リーフスイッチも2箇所断線していました。

トイコーのはたらく車シリーズのジュニアダンプです。
荷台を傾けて積載物を一気に下ろためのボタンに繋がるプラスチック部品（爪）が折れているので修理してほしいという事で修理依頼されました。

このダンプカーの荷台はゼンマイ仕掛けで自由にすると上がるようになっています。荷台下げた状態を保つには荷台の爪と車体の爪が引っ掛かり、ボタンを押すと引っ借りがずれてフリーとなり荷台が上がる仕組みになっています。

折れた爪部品は接着面が小さく接着剤では十分な強度が得られません。
3Dプリンターで同じような形を作りましたが、薄い板の組み合わせなので、強度に不安があります。

他の方法はですが、ハンダゴテの先で融かしてくっつけつ熱熔着を試してみました。思ったよりも上手くでき、強度も十分です。

再組み立てして動作確認しましたが、大丈夫でした。