ディアゴスティーニのゴジラ2024年03月02日 23:02

雑誌の付録を組み立てて作られたゴジラです。
赤外線リモコンで、口の動き、頭部の回転、手の動き、足の動き、背中のLEDなどを操作できるようになっています。

「動かない」という事で修理依頼されました。

初めてお目にかかるおもちゃなので、ネットで構造、使い方、分解方法等を調べ、依頼の承諾を得てから、ゴム製のぬいぐるみを剥がし、故障原因を調べました。

最初に疑ったのは電源スイッチですが、電圧測定の結果、異常は認められませんでした。

次に、目視で、異常を探すと、頭部で口を動きを伝える部品が、外れていました。元通りの状態に戻して動作確認すると、ほぼ正常に動き出しました。
口の動きを検知するリーフスイッチがありこれがオンにならないので動作が止まっていたようです。

動くようになったので、赤外線リモコンで操作出来る動作をさせてみました。ほぼ正常に動きますが、足の動きが悪く、特に右足が良くありません。
右足のギアボックスを分解して調べればよいのですが、無負荷でなんとかゆっくり動きますので、経過観察する事にします。

ゴム製のぬいぐるみを着せて、接着剤で固定すれば完了です。

ディアゴスティーニのゴジラ 再組み立て2024年03月03日 22:05

動かない原因がわかり解消したので、ゴム製のぬいぐるみ無しでは、正常に動くようになりました。
ぬいぐるみを着せてみると、動き悪かった右足が動きません。ギリギリ動いていましたが、ぬいぐるみの摩擦などで動かない状態です。持ち上げて体重がかからない状態で動いたり動かなかったりです。
左足は何とか動いています。右足はこれ以上の深入りはやめる事にします。

次にぬいぐるみの再取り付けです。元々は、専用接着剤でしっかり接着してあったのですが、手持ちの瞬間接着剤では上手く接着できません。手持ちの接着剤を色々試すとビニール用の接着剤で何とか接着できる事がわかりました。

ビニール用接着剤は硬化し接着するまで時間がかかるので、少しづつ進めています。

問題は、経年変化でゴム製のぬいぐるみが変形しているので、接着面がピッタリ合わさりません。

また、ネットの情報によると、胴体、腰、足にベニヤ板でできたぬいぐるみの形を支える部品があるのですが、依頼品にはありません。省略されているようです。

色々で、ぬいぐるみを元通りにするのが大変です。

少しづつ進めるしかない状態です。

その後、できる限り元通りになるように接着剤で繋ぎましたが、頭部と胸部の接合でゴムが変形しているので、喉の部分が接着できていません。
普通のぬいぐるみは、針と糸で何とかなるのですが、ゴム製のゴジラは上手く接着できません。

また、右足の動きもゴム製の表皮が無い時は、動くのですが、ゴム製の表皮がある時はギリギリ動くか動かない状態です。

これ以上の深入りは、より故障が重症になりそうなので、この状態で、ゴム製の表皮をできるだけ接着して完了とすることにします。

ディアゴスティーニのゴジラ 故障箇所2024年03月04日 05:41

頭部の口の開閉機構部分です。
灰色のロッドと白色のロッドの結合が外れていました。
写真は元通りに結合させた状態です。

ディアゴスティーニのゴジラ 胴体内部2024年03月04日 05:47

胴体内部です。
緑色の丸ボタンが電源スイッチです。
電源スイッチを含む長方形の灰色カバーの裏側に制御基板があります。
薄いベニヤ板でできた肋骨のような部品はありません。

人体模型のおもちゃ2024年03月10日 20:25

「恐怖!ドキドキクラッシュ 人体模型 ボンバー」です。

臓器をピンセットで取り付けるゲームです。振動を何回か与えると、顔が飛び出す仕掛けになっています。

「音が出ない。爆発しない。」という事で修理依頼されました。

まずは電池チェックしました。単3電池3本中1本が完全放電していて電圧0Vでした。

新しい電池と交換すると正常に動作しました。

ハローキティのキッチン2024年03月10日 20:32

「ハローキティ りょうりもリズムもつくっちゃお!リズムでキッチン」です。

「全く動かない。」という事で修理依頼されました。

まずは電池チェックしました。OKでした。

しかし、電池ボックスの電極は激しく錆びていました。電動ヤスリで錆を落としましたが、全く動きません。

分解して調べると、電池ボックスからの配線も錆びて切れていました。錆びた配線は手持ちの電線と交換して、切れた部分はハンダづけで繋ぎました。

動作確認すると正常に動くようになりました。

ハローキティのキッチン 錆びた電極2024年03月10日 20:38

電池ボックスの錆びた電極です。

ハローキティのキッチン 錆びた電極 反対側2024年03月10日 20:39

電池ボックスの反対側です。

激しく液漏れして錆びたようです。

40MHzのラジコンカー2024年03月11日 07:33

40MHzのラジコンカーです。正式名は「ジョーゼン ラジコン ダートマックスJr Type-S」です。

「動かない」という事で修理依頼されました。

まずは電池チェックです。送信機の電池は9Vの006PでOKでした。本体の電池は単3電池4本で、全て完全に放電していました。手持ちは電池でチェックを続けます。

送信機から調べました。まずは、単体な電波チェッカーで電波の有無を調べOKでした。また、別のチェッカーで正常らしい変調音も確認できました。
手持ち部品にあった40MHz受信基板でチェックすると送信機の信号に正常に反応しました。
送信機は、正常と思われます。

ラジコンカー本体に手持ちの電池を入れて調べると、やはり反応しません。

ラジコンカー本体の受信基板に問題がありそうです。

プラレール つばめ2024年03月11日 08:51

新幹線つばめ号のプラレールです。

「動かない」という事で修理依頼されました。

電池チェックしましたがOKでした。

動かない原因を調べました。まずはモーターはOKでした。ギアボックスのラチェット部分を疑い色々試しましたが改善しません。

困っていたのですが、ゴムタイヤが動輪よりもやや大きく、一部が車体と干渉して止まってしまうことに気づきました。

どうもゴムタイヤはプラレールの汎用品では大きすぎるようです。専用ゴムタイヤは手持ち部品にないので、車体側を削って、汎用ゴムタイヤでも干渉しないようにしました。

動作確認すると、正常に動くようになりました。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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