Sonechan blog(おもちゃ病院)

スヌーピーのぬいぐるみです。
手の部分にスイッチがあり、押すと動作するようになっています。
手のスイッチを押しても動かないという症状です。
スイッチ部分を取り出してみると、小さなケースにあるタクトスイッチへの配線が切れていました。
半田づけで補修して完了しました。

断線部分です。

音楽にあわせて、ドラムをたたくロボットです。
足が動かないという症状です。
分解して調べると、足の動きを作っているカム部品が破損していました。
胴体内部のモーターの回転を四角のシャフトからうけて反対側の偏心したプラスチック軸を動かすことで足を動かすようになっています。
この部品の四角シャフトを受ける部分がわれて、シャフトをつかむことができずに、空転していました。
一番良い修理方法は、この部品を交換することですが、当然入手困難です。次に、レジンなどで複製を作ることがありますが、上手く作るのが難しい形です。それで、この部品をなんとか補修して使うことにしました。ステンレスワイヤーで四角シャフトを受ける部分を巻いて残っている部分にシャフトを密着させることにしました。ワイヤーの端の処理は、プラスチック軸の空洞になっている穴を利用しました。
取り付けるとなんとか、回転が伝わっています。
動作確認すると、足が動くようになりました。
応急処置ですが、なんとか動くようになったので完了とします。

ステンレスワイヤーを巻き付けて補修した部品です。巻いたワイヤーがずれて外れないように、UVレジンを少し染み込ませて紫外線で固めました。

破損した部品をはめ込む四角のシャフトです。

ロケット型のクレーンゲームです。
前後左右の動きが悪いという症状です。
症状をみた感じでは、前後左右のスティックコントローラの接触不良が予想されました。
スティックスイッチの部分を分解して調べると、やはり、基板に半田づけされているはずの電極が外れていました。半田づけで補修しました。
動作確認すると、正常に動作するようになりました。

半田づけが外れていたスティックの電極板です。