イワヤあかちゃんシリーズ 尻尾を熱融着2023年06月18日 06:46

エポキシパテで失敗した尻尾の補修です。

ハンダゴテで少しだけ融かして接着する方法を試してみました。

案外、簡単にカッコよくできました。強度にはやや不安がありますが、何とかなって欲しいものです。

イワヤあかちゃんシリーズ エポキシ系接着剤2023年06月18日 07:29

尻尾を熱融着したのですが、ぬいぐるみを着せようと尻尾を曲げると簡単に折れました。やはり強度不足でした。

次の手は補強の為、エポキシ系接着剤で周りを固める方法を試してみました。

エポキシ系接着剤は硬くしっかりしたプラスチックになるのですが、強い力には粘りがなく割れてしまう性質があります。

これで何とかなって欲しいと思っています。

イワヤあかちゃんシリーズ 修理完了2023年06月18日 09:01

尻尾の修理に手間取ったイワヤの子犬です。
熱融着とエポキシ系接着剤で何とか接着できました。エポキシパテよりも脆くなく強度も十分です。

再組み立てして、動作確認しました。ほぼ正常に動作しました。

ダンシングサンタ ツリータイプ2023年06月18日 09:04

踊るサンタクロースタイプのクリスマスツリーです。

電池を入れても動作しなくなったという事で修理依頼されました。

まずは電池チェックしました。単1型3本ですが、入っていませんでした。

手持ち電池でチェックしましたが、動作しません。

分解して調べました。ツリーの植木鉢部分に電池ボックス、電源スイッチ、基板がありました。

まずは、電池ボックスからの電圧をチェックしました。基板まで4.5Vが届いていました。

単1型3本は重いので電池を外して、外部電源で電圧、電流を測りながらチェックを続けました。

電源を入れると、電流値が激しく変化します。基板上で電圧を調べていると、突然、安定します。
安定電圧も、0Aだったり0.5A程度だったり1A位だったりします。

色々、調べてみた結果、0.5A程度の時に、サンタの顔に手をかざすと、突然、動き出しました。

どうも、サンタの顔にセンサーがあり、サンタに近づく物が、ある時に動作するクリスマスツリーのようです。
ツリーが入っていた箱にある説明(英語)を見ると、「THIS IS NOT A TOY. THIS IS A CHRISTMAS DISPLAY FIGURE FOR INDOOR USE ONLY.」と書いてありました。どうもお店等で使うディスプレイのようです。

このあと、基板からの配線、基板上の部品を調べて、電源投入時の不安定な電流値の原因を探りました。

ダンシングサンタ ツリータイプ 基板2023年06月18日 09:37

植木鉢部分に入っていた制御基板です。

ドライブ用か、入力バッファ用かわかりませんがトランジスタが沢山ついていました。トランジスタは懐かしい2SC945でした。

制御の心臓部は、裏側にあるCOBがついているサブ基板と思われます。

配線を見ると、スピーカー、身体を動かすモーター、頭部の目、口を動かすモーター、センサーなど沢山出ています。

配線の内、緑色の細い配線が植木鉢から出たところで切れていました。先端はハンダづけの跡があり、線が切れたのではなく、ハンダづけが外れたようです。付近を探しましたが、ハンダづけされていた部分は見つけられませんでした。

電流値の不安定の原因ですが、電源が安定せずに、COBが発振しているにでは、という見込みで、経年劣化しやすい電解コンデンサをあたってみました。

基板上にある2つのコンデンサの内の1つ、10V100μFが不良でした。手持ちの中古部品と交換すると安定しました。

ダンシングサンタ ツリータイプ コンデンサ2023年06月18日 09:54

不良だったと思われる電解コンデンサです。
交換すると、電源投入時の電流は安定しました。

これで、調子よく、サンタクロースが歌って踊るようになりました。
しかし、ツリーの電球がほとんど点灯していません。電球を外してテスターで調べるとリード線が酸化して接触不良をおこしていました。ヤスリで磨き取り付けると明るく点灯するようになりました。

どうも、年代物のツリーのようです。

これで、謎の緑色配線を残して修理は完了しました。

モータートミカ タウンエース2023年06月18日 12:45

1992年製のモータートミカです。

動かないという事で修理依頼されました。

同僚ドクターからの引き継ぎで、普通のマブチモーターを小さくしたような小型モーターが故障という事でした。

モーターは、接点復活スプレーを注入してみましたが、復活しませでした。分解してみようとしましたが、強固にカシメられているため分解は断念しました。

同じ型のモーターは手持ち部品にありません。円筒形のドローン用のモーターがあったので、何とか工夫してみることにしました。

モーターのシャフトがやや細いので、ピニオンギアは、接着剤で隙間を埋めて取り付けました。

元のモーターより小さいので、隙間をエポキシパテで埋めてギアが噛み合う位置にモーターを固定しました。

ギアボックスを閉じて、単3電池をモーターに繫ぐと上手く車輪が回転しました。

後は電池ボックスの電極をなんとかすれば、修理完了できそうです。

モータートミカ 小型モーター2023年06月18日 16:26

左側が故障していたモーターで右側が交換に使った円筒形のモーターです。

モータートミカ 電極2023年06月18日 16:27

電池ボックスのマイナス電極が破損しバネもなくなっていたので、手持ち部品にあった単4用の電極と交換しました。
ネット上でモータートミカを調べるとマイナス電極には、元々バネはなく、斜めに取り付けた電極が板バネとなる構造になっています。
今回、交換したスプリング式の電極でも単5電池はセット出来ると思うのでスプリング式でも良いかと思います。

モータートミカ 修理完了2023年06月18日 16:29

円筒形モーターと単4用電極で修理完了しました。

動作確認には単5電池が必要です。単5は手持ちにないので、電池ボックスの電極に外部電源(単3電池)を繋いでテストしました。

正常に動いているので取りあえず完了としました。

単5電池を入れての走行テストでOKなら完了です。
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おおさか ひらのおもちゃ病院・東住吉おもちゃ病院・八尾おもちゃ病院で私が修理した事例を紹介します。
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